■2016年8月度、みちのくオフ会レポート2「泥湯温泉」編

■泥湯温泉「小椋旅館」

川原毛大湯滝で夕方遅くまで楽しんだわれわれは、最初の宿泊先の「泥湯温泉」を目指した。

川原毛大湯滝から泥湯温泉までは、車で15分ほどと非常に近い。

泥湯温泉(どろゆおんせん)は、山を越えると宮城県という秋田県の最南端にあり、栗駒国定公園内に位置する手付かずの自然のなかで秘湯気分満点の温泉地。

山懐に佇む宿が並ぶ地帯はいつも硫黄の匂いと蒸気がたちこめている。

さて泥湯温泉と言えば、最近ここで一番名高い旅館「奥山旅館」で火災が起き全焼したことで一抹の不安がよぎる。

火災前の奥山旅館


秋田の秘湯として人気の泥湯温泉ですが、硫化水差を原因とする惨事が度々発生してます。

宿泊客が硫化水素中毒で搬送されたり、駐車場で家族が硫化水素により亡くなる事故もありました。

今回の火災原因が、硫化水素に起因する漏電等と判明しているわけではありませんが、可能性の一つと考えられるのではないでしょうか・・・
お亡くなりなった方のご冥福をお祈りし、奥山旅館をはじめ泥湯地区の皆様へお見舞いを申し上げます。

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泥湯の集落に一歩足を踏み入れると、昭和の初期に引き戻されたようなレトロな家並が展開する。
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時代劇に出てくるような旅籠風の二階建ての旅館。旅館の持つ湯小屋があちこちに建っており、助さん、格さんが飛び出してきても不思議でないほどのたたずまいである。

これだけ近代化の進んだ時代に、よくこんな場所が残っていたなぁーと感心させられる。

湯は実に豊富で、湯煙りをあげる湯小屋は、川原の湯、天狗の湯、岩の湯などと名前が付けられ、それぞれ泉質が異なっているようだ。浴衣姿で湯のはしごをしている湯治客の姿がのどかである。

宿は三軒あるが、一番大きな奥山旅館も民宿と云った方がわかりやすいほどの施設である。

さてわれわれが泊まった「小椋旅館」。

幸い台所付近が焼けただけで類焼は免れたようである。
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逆に奥山旅館はと言うと、跡形もない
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「小椋旅館」すごい風情のある佇まいである。
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つげ 義春の漫画に出てきそうな雰囲気
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受付は左の写真の本館で、内湯は本館斜め前の“山の湯”と書いてある棟にある。

内湯だけだと300円、離れにある露天も入ると400円。

こちらのお宿は帳場と旅館部客室がある本館と、道を挟んで自炊客室と内湯がある別館とがある。
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自炊棟のほうは、われわれだけの貸切り状態。(建てつけが悪く、なかなか扉が開かない…(^-^;)
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うちのイベントではよく全館貸し切りは経験するのだが、貸しコテージ以外の自炊湯治宿に宿泊するのは珍しいのである。

ちなみに当日は旅館部も泊まり客がいなくて、全館完全貸し切りであった。

ここが客室。無論ここにはTVやインターネットなんてものは存在しない。
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■温泉の雰囲気

男女別の浴室内には、うたせ湯(38℃くらい)が一筋あるが、シャワーはなく、温水蛇口はあるが湯は出ない。もちろんシャンプー・石鹸類もなく、本当に湯治の宿っていう雰囲気。
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莉乃ちゃんに内湯に入ってもらいました。
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けど、ここにカップルだけで訪れるって、女の子の方は嫌がるだろうな…。

しかし湯温は42℃ほどで、酸味と酸性泉臭があってなかなかいい感じのお湯である。ホースからは水が流れているが熱いときにうめるもので、お湯の中に入れっぱなしにしていると温くて入れない。

さて実はこちらの宿にはあまり存在を知られていない混浴の露天風呂がある。

近隣の別荘かなんかと共用みたいで、女将さんも聞かないと案内してはくれないようなのだが、宿から100mちょっとのところにある。
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脱衣所はかろうじて男女別で見た目、掘立小屋に近く浴槽も周囲から丸見えなので、女性は入るのに勇気がいるかもしれない。
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浴槽は内部を簡単に2槽に仕切られた3.5m×2mくらい。
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浴槽の右半分だけ屋根がかかっている。

2つに仕切られた湯船には画像右側から源泉が流れてきていて右側は熱くて入れないくらい。ただし左側のお湯はまさに適温。
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お湯は酸性湯らしい乳白色で白い小さな湯の華が舞い、硫黄の匂いがする。
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川沿いにある露天風呂なのだが、座ると川は見えず、立ってのぞくと川の流れが見える。

浴槽と脱衣所と屋根以外何もない開放的な湯船なのであるが、ある意味泥湯でもっとも寛げる湯かもしれない。

■夕食は自炊

宿泊者用炊事場は、無料ガスコンロ×2、蛇口×2の流し、大型の冷蔵庫×1で、食器はそこそこあるものの鍋釜類はフライパンが5枚ほどだけ。
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食器洗い洗剤はあるにはあるが、本格的に料理を作るのは備品だけでは少々難がある。

炊事場には、「持ち込んだ缶、瓶、ゴミ類は持ち帰るよう」「電気コンロやホットプレートの持ち込み使用は別料金」の掲示があったのだが、今回は室内バーベキューともあって、ホットプレートを借りた。

バーベキューの場合は、野菜は切って入れるだけ。
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あっという間に卓上バーベキューの用意が出来た。
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天然の野湯に入ったあとだから、なんと言っても酒がうまい。
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近くにある源泉で温泉卵も作った。
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夜は夜で全員での混浴。15名足らずのメンバーなので一体感も高い。
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電気がついていないので、ランタンの灯りで照らすのだが、逆にこれがワイルド感を強める。

ここの温泉。シャワーも蛇口もないというハンデはあるのだが、泥湯最古の温泉宿としてぜひお湯を守り継いでいただきたいものである。
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こんなレトロで素晴らしい温泉は、おそらくここだけだろう(女将さん一人でやっているみたいなので、あんまり設備や接客期待しないで下さい)

■泥湯温泉 小椋旅館

所在地:秋田県湯沢市高松字泥湯沢25

TEL:0183-79-3035

アクセス:横手湯沢道、湯沢ICより国道13号、県道51号を経由、秋ノ宮小安温泉線を秋ノ宮方面約60分 JR湯沢駅より泥湯温泉行きバスで約90分。

混浴露天:日帰り可 8:00〜18:00

営業時間:5:00~18:00

定休日:無休

駐車場:あり(無料)

泉質:単純酸性泉

効能:慢性皮膚病・神経痛・うちみ・慢性消火器病・病気回復…etc.

バスタオル巻き:本当は水着もバスタオル巻きもNG

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秘湯女子図鑑

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