■2016年8月度、みちのくオフ会レポート1 「秋田・川原毛大湯滝」編

アウトドア気分で出かけたい野湯・秘湯。川の湯 山の湯へGO!

●川の湯

日本全国には温泉が湧出しそれが利用されることなく川のように流れ去っているところは数多くあります。しかし湯の量が多く川全てが温泉になっているところはそれほどありません。

山ん城温泉(鹿児島県)、湯俣温泉(長野県)、川原毛大湯滝(秋田県)、川湯温泉(和歌山県)、鬼首荒湯地獄(宮城県)、尻焼温泉(群馬県)、カムイワッカ温泉(北海道)、別府の各所(大分県)、酸ヶ湯新湯(青森県)、湯布院温泉(大分県)、ニセコ湯元温泉小湯沼(北海道)、鬼首温泉凌雲閣(宮城県)、大丸温泉(栃木県)、霧島林田温泉目の湯(鹿児島県)、草津温泉 西の川原、国道脇、万代鉱、湯畑(群馬県)、切明温泉(長野県)、滝の上温泉、湯坂温泉などがあります。

この川の温泉はどれも露天風呂で当然掛け流しです。もっとも新鮮でもっとも豪快な温泉なのです。

●山の湯

山の湯は全国の至る所が山の湯といっても良いでしょうが歩きでしか行けないところは登山で行く秘湯となっています。

その中で代表的なものは北から挙げると北海道は大雪山の中岳温泉。宮城のかもしか温泉、福島県は安達太良山のくろがね小屋温泉。新潟は赤湯温泉、湯の平温泉。栃木の三斗小屋温泉 手白沢温泉、群馬県はガラン谷温泉、香草温泉など長野県は本沢温泉、白馬鑓温泉、高天原温泉。富山県は祖母谷温泉、阿曽原温泉、仙人湯、大分県は法華院温泉などがあります。

●いままで入った中でいちばんの野天風呂といえば……

川の温泉の中で印象に強いのは鹿児島県にある山ん城温泉です。川全体が適温からやや熱めの酸性泉が湯量豊富に流れています。
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また今回行った、秋田の「川原毛大湯滝」も良いものでした。

今回は、その時のレポートです。

新幹線「一関駅」に到着したのが、すでに10時。

駅を降りると、関東から来たメンバーの大半は同じ新幹線に乗っていたようである。

駅で待っていた地元メンバーの車2台に乗り込み、いざ「川原毛大湯滝」へ。

「川原毛大湯滝」へ行く岩手から秋田へのルートは、まずR342を経て栗駒山の峠を越えなければならず、小安郷温泉を経て、約1時間半あまりで川原毛駐車場に到着できる。
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駐車場から、川原毛地獄を望む。
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川原毛大湯滝(秋田県湯沢市)は、日本三大霊場「川原毛地獄」で湧いた温泉が沢水と一緒に流れ下り、巨大な滝自体が天然温泉になっている、日本でも極めて珍しい野性的な温泉(野湯)である。

川原毛地獄の風景。恐山(青森県)、立山(富山県)とならび、日本三大霊地のひとつに数えられている。
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硫黄臭が立ち込める、灰色の大地。岩肌から噴き出る硫化水素の影響で、ある地点を境に植物はほとんど生えておらず、露出した岩や土の山肌がいかにも地獄を思わせる。

立ち止まって煙を吸い込むと死にいたる可能性がある。そんな注意書きの立て看板に脅されながらの、駐車場から頂上までの約1時間の散策。ところどころから蒸気が立ち上っており、手を地面に当てると地熱で暖かい。見たことのない、緑のまったくない世界。

湯滝へと続く川。三途の川を渡ればあの世である「地獄」の風景が広がる。

秋田県・湯沢市商工観光課「川原毛地獄」 http://aios.city-yuzawa.jp/kanko/kanko02-01.htm

これはたしかに地獄だな。昔の人がそう名づけるのも無理はない、と納得させる雰囲気がそこにはある。また、ここには生き物の存在が馴染まない。

そんな地獄の山頂の丘をぐるりとひと巡りし、駐車場へと戻る。

はあ。無事生還できてほっとひと息。プチ地獄旅行でスリリングな体験を終え、こんどは駐車場から川へ下っていく。いよいよ湯滝に向かうのだ。

滝壺に水着を着て入る無料の絶景露天風呂で、日本三大野湯としてテレビでもよく紹介され、7月から9月の夏季限定で、沢水での温度低下を避ける為、晴天続きの日がおすすめ。駐車場から徒歩15分程で行ける、容易なアクセスも魅力の天然の野天風呂である。

川原毛地獄の遊歩道を下りていくのだが、道が舗装されてなく凹凸があるので、全部下りると結構疲れる。
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いつも元気がいい莉乃ちゃん。
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大湯滝の入り口からは15分程度の山歩き

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途中、こんな橋も渡る
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かなり急な階段を下りていく。こりゃ上がるときは苦労しそうだな…。
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15分ばかり道を下りたところに、高さ約20mの滝が水しぶきを豪快に上げていた。 川原毛大湯滝に到着である。
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川原毛大湯滝は左右に分かれながら、2つの滝を形成している。その滝つぼにはちょうどいい大きさの浴槽?があるのだが、滝を間近で見るとその水量の多さがわかる。
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「おおー! これはたしかに滝の温泉だー!」

しかも、流れ落ちる水がすでにお湯になっている!

これこそ自然の脅威である。

豪快に流れ落ちる滝の湯に、感動すら覚える。

ちなみに滝の下では家族連れや、小学生たちがはしゃいでおり、まるで川遊びのよう。
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また外国人の入浴客もたくさんいる。

外国人の男女はみんなスッポンポン!

見たところ、アメリカ人か、イタリア、フランス系に見受けられる。

どこで、こんな秘湯の温泉を知ったのであろう?

先月の沼尻元湯でもイタリア人のカップルと遭遇したのだが、どうも日本の秘湯が、海外のメディアにも紹介されているらしい。

しかし西洋系の人たちは、ヌーディスト文化のある土地柄なので開けっぴろげで楽しそう!!
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やはり男は黙って全部脱いで入る!これは野湯に入るときの基本である(少なくとも私はそう思っている)。そういうのが嫌な人はちゃんとした男女別の温泉施設に行けばいいのである‥。何だか我々の方が変なことやってる気にさせられてしまう。
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女性でも安心して着替えられるよう、脱衣所もある。
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脱衣所から滝の方に向う通路。
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莉乃ちゃん。さすが衆目の中で抵抗あるのか?水着姿で入ってきた(^-^;
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酸性の湯がきつく、水中眼鏡を付けないと痛くて開けてられません。
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なお、滝壺から少し下った下流の方では人影もなく「本来の入浴スタイル」にてお湯を満喫できる。
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岩がゴロゴロしているので、ビーチサンダルでの移動が基本です。川の湯だまりがいくつかあるので、カップルがちらほらと水着で入浴している。

周りが岩で囲まれた外から見えない場所を発見!ここを根城に野湯体験!(^^ゞ

野湯では全部脱いで入る!これは野湯に入るときの基本です(少なくとも私はそう思っています)。

そういうのがいやな人はちゃんとした男女別の温泉施設に行けばいいのですから‥。

だって、何だか自分のほうが変なことやってる気にさせられちゃうもんねぇ(変なところで気弱だったりする)。

でも、この論理もここではそろそろ通用しなくなってきているのかなぁ(悲)。
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【湯の川】

滝壺の湯が溢れたその下は川になっている。

当然、川自体も温泉なので、辺り一面、全部湯舟である。

深さはまちまちで、川底は岩や砂などで裸足だとちょっと歩きずらいので、ビーチサンダルなどを履いて移動したほうがいいかもしれない。

また場所によっては川底から源泉が自噴していて、めちゃくちゃ熱い場所もあるので、気をつけた方が良い。

なお川の流れは、勢いがあるので、寝湯をすると結構迫力あって楽しい!

川原毛大湯滝よりは湯温が高めなので、大湯滝に入れない時期でも川の湯には入れることはできる。

気温が30度を超えていることもあって、ここも水着はもちろん、Tシャツにショートパンツで足湯しているカップルや家族連れが多かったのだが、うちの連中。気にせずに全裸入浴してしまった(^^ゞ

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川原毛大湯滝は温泉の泉質も上質で、さらに大自然をフルに満喫できて、本当に心の底から楽しむことができた。多くの人がここを訪れて秘湯ファンになるのもうなずける。

ただし、ここは水着を着て入らないと恥ずかしいだろうから持ってくることをおススメするが、こういう大自然の秘湯だからこそ裸で入ることに意義があるように思える。

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まさしく天然のジャグジー
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どこもかしこも温泉です。これで無料ですからスゴイ!!
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もっと、いたかったのだが帰りの時間があるので、後ろ髪をひかれながら大湯滝を後にした。

険しい遊歩道を上がると、またもや汗が噴き出してくる。

首都圏からだと半端でなく遠い上に公共交通機関もないため決して訪れやすい場所ではありません。

しかし上手くタイミングが合って入浴できれば生涯の思い出に残る温泉体験ができることは間違いなし。秋田を訪れるチャンスが巡ってきた時には是非チャレンジしてみてください。

■川原毛大湯滝

所在地:秋田県湯沢市高松川原毛
アクセス:栗駒山荘・須川高原温泉から、県道282→国道398→小安温泉郷を通り過ぎて県道51号→県道310。川原毛大湯滝の看板が出ているので、道なりに進むと川原毛地獄の駐車場に到着します。そこから川原毛大湯滝まではハイキングコースを下ること15分くらいです。

秋田県側から:湯沢駅から車で約45分。湯沢横手道路・須川ICから秋田県道51号湯沢栗駒公園線経由で約20分。

電車の場合、JR奥羽本線「湯沢駅」からバス「羽後交通・泥湯温泉行き」に乗って、終点(泥湯温泉)下車。 車で15分。1時間ほど登山して、駐車場へ。また駐車場から15分。もしくは、三途川停留所(駐車場)から徒歩2時間以上。

※冬季(11月中旬~翌年5月頃)期間中は、駐車場まで直通する道路が冬季閉鎖。

お問合せ先:一般社団法人秋田県観光連盟 Tel:018-860-2267

営業期間:6月~10月夏季限定

入浴時間:日の出~日没*増水時を除く

料金:無料 ※水着・バスタオル巻きOK

泉質:塩酸酸性型強酸性泉

効能:皮膚炎症、水虫、外傷

次回、泥湯温泉「小椋旅館」体験レポートに続く。

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秘湯女子図鑑

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