石川県・金沢市を聖地巡礼!カニと温泉巡り「佐竹ひな」レポート 2017.2月

石川県金沢市で聖地巡礼! アニメ「花咲くいろは」で沸く湯涌温泉をめぐる

花咲くいろは』(はなさくいろは)は、2011年4月から9月まで放送された日本のテレビアニメ作品です。

テレビアニメ作品放送終了後に、『花咲くいろは HOME SWEET HOME』が、劇場版として全国公開されました。


作品の内容とは?

東京育ちの女子高校生・松前緒花は、借金を作った恋人との夜逃げに走った母・皐月と離れ、石川県の湯乃鷺温泉街にある旅館の喜翆荘を経営する祖母・四十万スイのもとに身を寄せることとなった。

喜翆荘で住み込みアルバイトの仲居見習いとして働きながら学校に通う緒花は、個性的な従業員たちをはじめとするさまざまな人々の間で経験を積み重ね、成長を遂げてゆく。

喜翆荘は歴史のある旅館であり、祖母・四十万スイも女将である立場上、孫の松前緒花にも厳しい指導をしていた。古き良き旅館ではあるが、新しい旅館などに客をとられ、段々と経営は悪化していった。

四十万 縁は経営を立て直すために、川尻崇子と旅館を雑誌で紹介するものの、店じまいを考えていた四十万スイとの対立する。ぼんぼり祭りの繁忙期には、従業員の連携が噛み合わなくなり、普段の喜翆荘とは方向性が異なっていってしまう。最終的に、それぞれはまた戻ってくる事を決心し、建物は保存の上で旅館の喜翆荘は店じまいとなった。


原作の漫画 ※立ち読みOK

石川県金沢市の郊外にある「湯涌(ゆわく)温泉」。

今この山あいの静かな温泉街に多くの人が詰めかけています。その理由は、アニメ「花咲くいろは」の舞台のモデルになったからです。

劇場版も公開されたこともあり、今やアニメ聖地としても注目度がアップ。

今回は「花咲くいろは」に登場する景色とともに、金沢や湯涌温泉の魅力を紹介しま~す。

湯涌温泉の入り口 アニメにも登場する風景 温泉宿や商店が建ち並ぶ風情たっぷりの街並み

歴史ある温泉街が青春アニメの舞台に

湯涌温泉は奈良時代に発見され、金沢加賀藩のお殿様や武士が愛用した由緒ある温泉地です。

無色透明でほのかな塩味がする湯は、大正時代にドイツで行われた万国鉱泉博覧会で良質と認められ、金沢市中心部から車で20分というアクセスのよさもあり、金沢を代表する温泉として知られています。

そんな湯涌温泉をにぎわしているのが、2011年にテレビ放映されたアニメ「花咲くいろは」のファンです。

主人公である東京育ちの女子高生 松前緒花(まつまえおはな)が、石川県にある架空の温泉「湯乃鷺(ゆのさぎ)温泉街」で仲居としてアルバイトしながら成長する姿を軸に描いた青春物語。

この湯乃鷺温泉街のモデルが湯涌温泉なのです。

実際の街並みや景色が随所に折り込まれているため、「聖地巡礼」と称して湯涌温泉の街めぐりをするファンが急増しているといいます。

一般の温泉客にとっては何げない風景なのでしょうが、ファンにとってはたまらないスポットが点在しています。

かつて加賀藩の湯治場だった「秀峰閣」 昔ながらの佇まいにどこかほっとさせられる「松村商店」

例えば、温泉街の入り口近くにある「秀峰閣(しゅうほうかく)」は、登場人物のひとり 和倉結名(わくらゆいな)の自宅モデルになった温泉宿。

同じく入り口近くの「松村商店」前は、アニメのエンディングに登場する場所。

登場人物と同じようにこの場所を歩くだけで、心躍るというファンも多いといいます。

「ぼんぼり祭り」には全国からファンが大集結

湯涌稲荷神社は、湯涌温泉奥の小高い山の上にある

数ある聖地の中でも、ファンが必ず足を運ぶのが「湯涌稲荷神社」です。

赤い鳥居が印象的なこの神社は、アニメの中で描かれた「ぼんぼり祭り」の舞台。願いごとを書いた「のぞみ札」をかけて参拝すると望みが叶(かな)うといわれ、多くのファンが願かけに訪れます。

ファンの皆さん手描きの「ねがい札」。「花咲くいろは」劇場版は、金沢では全国に先駆けて上映された。

このような聖地巡礼の人気を受けて湯涌温泉では、2011年から毎年10月に、アニメの「ぼんぼり祭り」を再現した「湯涌ぼんぼり祭り」を開催しています。

「ぼんぼり祭り」は、小さな女の子の神様が神無月(10月)に出雲大社に帰る時の道しるべに、のぞみ札を下げたぼんぼりで送りだすというもの。

「湯涌ぼんぼり祭り」では温泉街にほんぼりを飾り、湯涌稲荷神社に集まったのぞみ札を近くの湖で焚(た)き上げています。

第1回は5,000人、第2回は7,000人が集まり、湯涌温泉に1年で最も多くの人が集まる1日となっています。今年も神無月の10月に行われる予定。
過去には「花咲くいろは」キャストによるトークショーが行われたことも話題となった。今年はどんなイベントが開催されるのか楽しみですね。

商店でグッズをチェックするのも楽しみ

聖地巡礼の締めにファンが訪れるのは、温泉街入り口にある「喜船商店」です。

ここには「花咲くいろは」グッズが所狭しと置かれています。

湯涌の地サイダー「柚子小町」の「花咲くいろは」バージョン 種類豊富にそろっている、抱き枕カバー

一番人気は、登場人物のイラスト入りドロップ缶。喜船商店オリジナル商品です。また、湯涌の地サイダー「柚子小町」の「花咲くいろは」バージョンにも注目。ラベル違いで各種発売されたが、あまりの人気に売り切れになったラベルも。キュートな登場人物たちを抱きしめられる「抱き枕カバー」も人気だといいます。

花咲くいろはドロップ缶(450円) 。
グッズを扱う「喜船商店」のオリジナル商品。

これは、ゼヒ欲しいレアもの。

お店の主人によると、「花咲くいろは」が始まって以来、全国からのファンの訪問が絶えないそうです。

これまでの湯涌温泉では見られなかったコスプレ姿の女の子やキャラクターをペイントした車などがお目見えし、静かな温泉街が活気づいています。

国内のファンだけでなく、香港の雑誌社が聖地巡礼本を作るために取材に訪れたこともあるといいます。

実は、湯涌温泉は2008年の集中豪雨で大きな被害を受けました。

しかし、地元の皆さんの復興への努力と「花咲くいろは」効果で、かつての元気さを取り戻しています。温泉街をあげて盛り上がっていて、地元の人もみんな「花咲くいろは」の世界にハマっているといいます。

聖地めぐりするのもよし、泉質抜群の湯でくつろぐもよし、豊かな自然に囲まれてリフレッシュするのもよし、金沢の食を楽しむのもよし。興味がある人は今年の旅行先のひとつに、湯涌温泉を加えてみてはいかがでしょうか。

●information
湯涌温泉観光協会

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