■2012年9月度、みちのくオフ会レポート9
■大湯温泉「阿部旅館」レビュー
9月というのに、なんて暑さなんだろう!
毎日、毎日、新聞の記事になるような東北らしくない残暑(猛暑)が続いている。
東北全体が亜熱帯になったかのようだ。
おかげで、ババヘラが良く売れる!
【ババヘラって?】
聞いたことありますか?正式には「ババヘラ・アイス」です。
秋田県内の観光地では、良く見かける光景-。
おばあちゃんが、こんな感じでパラソルを立てて、アイス(シャーベットに近い)を売っている。
ババアという言葉はちょっと乱暴なんだが、秋田のババヘラアイスは秋田の伝統的なアイスクリームのひとつで、その由来はババアがヘラでアイスをコーンに盛り付けるからなんだそう。
なので、ババアとはいえ、ババヘラアイスのババアは悪口のババアではなく、愛称のババアなので蔑視する言葉ではない。
注文すると、コーンに専用のヘラを使って、バラの花のように仕上げてくれる。
さて、秋田県の南端、宮城県との県境近く栗駒山系の山中に、川に源泉が流れ込みそのまま入浴できるという、一軒宿の「大湯温泉 阿部旅館」がある。
この近辺には泥湯温泉や河原毛大湯滝、宮城側には湯浜温泉や湯ノ倉温泉もあることからわかるように、源泉があちこちから湧いている地域であり、混浴も多く集まっている嬉しい地域でもある。
阿部旅館には男女別内湯の今昔風呂、男女別の露天風呂がある。
混浴なのは6月〜9月の増水していない時にしか入浴できない天然川風呂だけ。
これが、そう。
訪問時期を選ばないと混浴できないことになる。
こちとらは、ちゃんと調べて9月に参ったのであるが、最近雨が降ってないらしく、湯温が高すぎて、川のお風呂に入れないらしい。
う~ん、弱った。せっかく泊まるっていうのに、名物の川の露天風呂に入れないとは…。
川の露天風呂に入れないどころか、混浴オフ会なのに男女別浴とは…。
何とか宿のご主人に交渉したところ、男性専用の露天風呂を我々だけに21時~特別に貸切タイムにして頂いた(^^ゞ
本館から湯小屋への通路を降りて行くと、まずは男女別の入口に突き当たる。ここで分かれてそれぞれの脱衣所から始まり、男女別内湯、男女別露天風呂を経由して、天然川風呂へ至ることができる。
男性露天風呂から天然川風呂に降りて行くと、源泉を溜めた槽があるが、これは湯舟ではない。源泉温度は98度あり、間違って足を突っ込もうものなら確実に火傷する。この源泉槽から川に流れ込む小さな流れができているが、ここも間違って踏みつけると火傷するくらい熱い。川そのものも熱く、おそらく45度以上はあるのではないだろうか?入浴という感じにはとてもならない。
阿部旅館、以前は民宿みたいな質素な建物だったそうだが、今や、おしゃれな旅館に変身。
部屋数8、全室にウォッシュレットトイレが付いており、無線LANも設置されているほど。
これで「日本秘湯を守る会の会員の宿」とは、なんともモダンに生まれ変わったものだ。
夕食の料理はこんな感じ。
ふけの湯に較べると、こちらの方が豪勢である。
■大湯温泉「阿部旅館」DETA
■住所:秋田県湯沢市皆瀬字奥小安国有林34
- コメント: 0
この記事へのコメントはありません。