■地獄温泉「すずめの湯」
阿蘇五岳の一つ、鳥帽子岳に湧く地獄温泉は、秘湯ムード満点の宿と鄙びた足元湧出の「すずめの湯」が人気のお宿。
地獄温泉は温泉が全部で9つと沢山あり、1日いても飽きる事なく宿の中で温泉巡りを楽しる。
今日はのんびりと、別府から由布岳の峠を超え、やまなみハイウェイを抜けていくルートで行くつもりだったが、湯布院インターまで迂回する山越えの道路が大渋滞で、ほぼ身動き取れない状態。
1時間経っても、由布岳の峠すら見えないのでUターンして、別府ICから大分自動車道を経て、九重IC下り、国道387小国方面から行くルートに変更した。
こちらの方は渋滞もなくスイスイ!
3連休って移動が大変ねやはり。
駐車場に着きました。
地獄温泉清風荘の入口はここ。ここで入湯料を支払う。
すずめの湯の入口
階段を下りて行くと
すずめの湯が現れます
地獄温泉清風荘の名物すずめの湯は、混浴露天泥風呂。
二百年以上に渡って、湯治客から愛され続けている名湯である。
まずは男女別の内湯に入る。内湯と脱衣所は一緒の作り。
ここで着替えてから、外の混浴露天風呂に入る仕組みである。
混浴露天風呂のすずめの湯は丸太で8つに仕切られている。
ぬるめの湯が6つと熱めの湯が2つある。
ぬるめの湯が約39度、熱めのお湯が約45度とのこと。
ぬるめの湯も足下からボコボコとお湯が沸いている。
手前がぬるめの湯、奥の方があつめの湯となっている。
混浴でも泥湯に浸かってしまえば顔しか出ないのですが、湯船に行くまでと、湯船から出る時に女性はかなり勇気がいる。
もちろんタオル着けては入れない湯だから、女性は必然と湯に浸かるときタオルを外さねばならない。
そういうことを知っているのか、やはりワニらしきオッサンたちが脱衣所が見える方向に陣取っている。
各仕切りの中には男性客が一杯だったのだが、うちの女性陣が入ってくると、
「お嬢さん方、俺たちもう上がるから、こっちに入りんしゃい」
と福岡訛りの中高年の男性3人が親切に空けてくれた。
ここも濁り湯なので、湯船につかる寸前までバスタオルを巻いていて、湯船に入る瞬間にパッとバスタオルを外して、ぽちゃりと湯船に浸かります。
そうすると、顔や首しか見えませんので、女性でも意外と大丈夫です。
湯船の縁に泥がいっぱい入った洗面器があるので、その泥を全身に塗りつけて、全身泥パックもできる。
男性は、この塗りつけた泥が乾燥するまでじっと湯船の縁に座っている。
女性は湯船からでるわけにはいきませんので、顔や首や腕などに泥を塗ります。 温泉からあがると、体がさっぱりして、肌はつやつやのすべすべになります。
タオルは洗濯してもなかなか泥と硫黄の香りがとれません。それほど温泉成分が濃いようです。
世界に誇る「阿蘇」。
1,592mの高岳を中心に、根子岳・中岳・烏帽子岳・杵島岳の五岳を、広大な火口源が囲み、更にそのまわりを高さ700mの外輪山が、東西46km、南北23kmにわたってとりまくという雄大なスケール。
地獄温泉の裏山には、もうもうと白い煙が立ち上り、辺りは強い硫黄の臭いが漂っている。
しかし、その様とは反対にこの泥湯はとっても気持がいい。地獄と天国も紙一重なのかもしれませんね。
■地獄温泉 清風荘「すずめの湯」
住 所: 熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽
電 話: 09676-7-0005
交通機関:九州自動車道熊本ICから約45km
南阿蘇鉄道阿蘇下田城ふれあい温泉駅から九州産交バス国民宿舎行きで15分、終点下車。
入浴時間:(日帰り)8時~20時(予約不要)
定休日: 無休
入浴料金: 大人400円
入浴施設: 内風呂:男女各1、露天風呂:男3・女3・混浴1(すずめの湯)
清風荘HP http://jigoku-onsen.co.jp/
●次回に続く(オフ会に参加されたい方はこちらまで)
https://konyokuroten.com/