08.10/18~19 1泊2日 岐阜県・新穂高温泉
高山本線高山駅から奥飛バスに揺られること約90分。
新穂高温泉は奥飛騨温泉郷のいちばん奥に位置している。
昔は大阪から車で10時間近くかかった陸の孤島に位置する
秘境であったのだが、最近は、東海北陸自動車道路が
名古屋~富山間が開通し、飛騨清見ICから中部縦貫道路が
高山ICまで延長したため、およそ関西方面から5時間ほどで、
新穂高温泉に行ける。
さてその新穂高温泉、まず圧倒されるのは、その雄大な
景色である。笠ヶ岳・穂高連峰など急角度でそびえたつ
山々を見上げると、日本の山も馬鹿にしたもんじゃないと、
うなってしまう。
新穂高温泉の目玉はやはり、無料(寸志)の露天風呂である
「新穂高の湯」。
蒲田川のせせらぎの脇にある天然の岩を利用した露天風呂である。
仕切りもなにもない混浴なので、どちらかというと男性の
入浴客が多い。また橋の上から丸見えでもあるから、
よほどの露出狂でもないかぎり、この風呂に入れる女性はいないだろう。
しかし我々が入っていると、いたのである。
男女のカップルが数名。もちろん女性は何もつけていない。
奥飛騨の自然や開放的な露天が女性を大胆にするのかもしれない。
まだまだ日本も捨てたもんじゃないなっ…と。
さて今回の我々の泊まったお宿は、奥飛騨温泉郷で名高い、
「深山荘」と、その別館「槍の郷」。
深山荘は、新穂高ロープウェイから車で5分ほど下った蒲田川沿いに
ある一軒宿である。
川の手前の駐車場に車を止め、蒲田川にかかる長さ50mほどの
吊橋「かじか橋」を渡って深山荘へ着く。
吊橋を渡る途中から渓流沿いにある露天で湯に浸かっている
女性達が目に入ってきた。
立ち寄り湯は露天のみで内湯は利用できない。
女性専用露天「姫の湯」が1つ、男性露天が2つ、
混浴露天が1つとなっている。
男性脱衣所は塀もない。露天風呂は3段に分かれており、
上2段が男性用、一番下が混浴となっている。
見事な3段の岩で造られた露天風呂である。
混浴露天は湯に浸かれば蒲田川の渓流と目線が同じになり
自然と一体化した気分になれる。湯は無色透明で無臭、
湯花は多いと感じた。3つの湯船の温度も微妙に違うようだ。
熱めの露天に浸かっていると体の身まで温まる。
この日は天気も良く、見事に槍ヶ岳を拝むことができた。
さて、その「深山荘」から平湯方面に戻ること車で5分。
左手の道路沿いにあるのが「槍の郷」。この宿は深山荘の別館
として2000年10月にオープンした。深山荘とは別の源泉を持ち
洋風モダン風の建築だが本格的温泉宿で、男女別の内湯の外には
樽の露天風呂がある。
ここの名物は3つの貸し切り露天風呂で十角形の木の樽を使った
「樽風呂」。岩の露天に東屋がかかった「子宝の湯」。
二筋の湯が落ちる大露天風呂「山伏の湯」などがすべて
貸し切り出来る。
特に女性用の露天風呂には大小3つの樽の風呂が並んでいて
楽しいお風呂である。宿の外にある3つの貸し切り風呂は
フロントにある鍵をもらって行く。中でも山伏の湯は大きくて
眺めも良く、山々を眺めながら最高の露天風呂だ。
槍の郷には、こんなブランコも
今回の目的は、奥飛騨の紅葉を眺めること。
そしてもう一つは、10月15日~25日まで開催される
「ライトアップ新穂高」。
「ライトアップ新穂高」とは「新穂高の湯」に行く橋の上から
上流方向にライトを当て夜の紅葉を映し出すこと。
橋の上ではたいまつがたかれ雰囲気を盛り上げる。
湯船にも当然ライトが当たり上から見ている人からは
さらし者状態になる。しかし下から見上げるとライトが
まぶしくて人がいるかどうかまったくわからない。
そんなもんで、我々は毎年この新穂高のライトアップに合わせ
今年も皆で入浴を楽しむはずだったのだが…。
なんと今年からは「新穂高の湯」では開催されず、
紅葉ライトアップ新穂高~夜の鍋平ウォーキングと称し
夜空の下、ライトアップされた紅葉の中を散歩する
イベントになってしまったのだ。
そうとも知らず我々は、半年前から新穂高の湯から
歩いて3分の「槍の郷」まで貸しきったのに。
これでは意味がないじゃないか…。
まぁ嘆いても仕方がない、トラブルと間違いは誰にでもある。
せっかく貸しきった露天風呂で夜の混浴を楽しんだのであった。
(前回は露天風呂に滑り台があったのだが、今回は露天にブランコが…
いったい何に使うのであろう)
しかし、どうしても夜の新穂高の湯に入りに行きたいというツワモノもいて、
ランタン持ち込んで入りに行った者もいたらしい…。
夕食宴会のあとは毎回お約束の、
通称:富山の先生ミニコンサート。
部屋での2次会(なんと夜中の3時まで繰り広げられた)
早朝、宿の外は素晴らしい紅葉一色。
メンバーの乗ってきたバイクに美女が二人(ちょっとした撮影会)
チェックアウト後は急遽予定を変更し、
「佳留萱山荘」露天風呂に皆で入りに行く。
相変わらず他の入浴客から注目されてしまった。
13時には平湯バスターミナルにて解散。
天気も快晴で、紅葉の素晴らしさも堪能でき、
有意義な2日間であった。
皆さんご苦労様でした
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