さて、最後に立ち寄り湯した温泉は、新穂高温泉「佳留萱山荘」。
■聖地「新穂高温泉」は混浴露天風呂のパラダイス
過去に30回以上宿泊したこともある常宿の宿なのだが、 毎回訪れても飽きがないのが、この宿の特徴。
「日本秘湯を守る会」の宿のひとつなのだが、 最近はTVの温泉番組でもよく取材され、なかなか予約の取れにくい宿の為、 1年前から予約を入れておかないと、われわれのように30人~40人前後の団体での宿泊は、 まず予約が取れない人気旅館なのである。
今日は立ち寄り湯だけのため、すぐ屋外の混浴露天風呂へ行くことに。
男女別の脱衣所がある。女性は女湯の方から着替えて入ることができる。
オープンタイプの下駄箱に靴を預け、脱衣所に入る。
脱衣所内には造り付けの棚に脱衣カゴのみ。 貴重品類は持ち込まない方が良さそうだ。昨年の5月に、小生は買ったばかりのNIKEのスニーカーを盗まれたことがある。
洗面所にはドライヤーのみ備え付けられている。 温泉分析表と利用状況表は、洗面所の所に掲示されている。
露天スペースへ出ると簡素な造りの洗い場と掛け湯がある。 洗い場には、一応ボディーソープとリンスINシャンプーが備え付け。
さて、大野天風呂は、東海地区で最大級の大きさという触れ込みだ。
広大な露天スペースに3つの浴槽、洞窟風呂などが点在している。
洗い場側にある浴槽が一番大きく、中央の湯口から湯が盛大に浴槽に投入されている。
そうこうしている内に、 女の子たちがバスタオルを巻いて女性専用露天風呂から登場。
この大野天風呂は、広大なスペースが総て混浴。
バスタオル巻はOKで、持ってない方はフロントにて300円でレンタル可能。
女の子曰わく、女性専用露天風呂も結構広めの浴槽のようだが、 高い塀に囲まれているので開放感は無いそうだ。
滝湯もある。
この広大な露天浴槽を満たす湯の泉質は、弱アルカリ性単純温泉。
源泉は3本あり、炭酸水素塩泉の「カルカヤ1号泉」と 弱アルカリ性単純温泉の「カルカヤ2号泉」を混合して掛け流し利用している。
この混合泉は、貸切露天風呂の「河鹿の湯」にも利用しているとのこと。
炭酸水素塩泉の「カルカヤ3号泉」は、宿泊棟にある内湯と 残りの貸し切り露天風呂に利用。
ちなみに貸切露天風呂は宿泊者には無料だが、 立ち寄り湯でも別金大人1500円でも利用出来るとのこと。
立ち寄り湯代としては非常に高いのだが(宿泊者には無料)、 川沿いにある「河鹿の湯」にも入ることに。
河鹿の湯の入り口
ここが脱衣所の入り口
石の階段を降りると露天風呂へ
すぐ横に川が流れる絶好のポジション
貸切露天風呂の方が、混浴露天風呂よりかなり熱い。 女の子たちも足湯だけで湯に入らず、日なたぼっこ。
長く浸かっているとのぼせてしまいそうなので、すぐ横の河原の方に移動。 川の水は冷たいが、真夏だと逆に快適かも…。
女の子たちもマッ裸状態で、川の中でキャーキャー騒いでいたが、これだけの開放感だと、逆に恥ずかしくないかも(笑)
大自然の中で撮ると、宮沢りえの写真集「サンタフェ」みたい(^^;)
川向うに、穂高荘「山のホテル」が見える。 向かいから見えてるようだが、裸でもこの開放感なら気にならないかも…。
あとの貸切露天風呂はテレビ東京の「テレビチャンピオン大工王選手権」 の番組内で作られた回転式の露天風呂「夢をいつまでもの湯」、槍ヶ岳が正面に一望できる「望槍の釜湯」の3つ。
「夢をいつまでもの湯」の入り口。
ちなみに「夢をいつまでもの湯」の回転風呂は、今は壊れてて取り外したとのこと。
昔はこうして回すと湯船自体がメリーゴーランドのように動いたもの。
今はこの丸いテーブルは取り除かれ、違うお風呂に生まれ変わった。
なお佳留萱山荘に湧く3本の源泉総湧出量は、毎分1111リットル! 小さな温泉地なら楽にまかなえそうな量だ。
湯はやや緑色した薄濁り、サラサラした浴感で、温度は41度と適温。
弱い金属味、金属臭と湯口では弱い硫黄臭も感じ、 炭酸も多く含まれているようで湯口には気泡がびっしり。
新緑の5月は周りにも花が咲き乱れていて美しい光景。
「水明館 佳留萱山荘」(すいめいかん かるかやさんそう)
■TEL:0578-89-2801
■住所:岐阜県吉城郡上宝村神坂555
■アクセス: 車で中央自動車道 松本IC→R158 90分
■電車:JR高山本線「高山駅」下車バス新穂高温泉行佳留萱下車歩3分
■立ち寄り入浴料:800円
■泉質:炭酸水素塩泉
■効能:神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労、胃腸病、冷え性、痔疾
http://www.karukaya.co.jp/
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●15年5月度「奥飛騨・白骨温泉レポート」おわり
★「なちゅらる」混浴オフ会へのご参加は、
https://konyokuroten.com/
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