■由布院観光巡り
ゆふいんという温泉地は、なかなかどうして「やるじゃん」と一言ホメたくなる雰囲気に満ちている。
町をあげて、お洒落な雰囲気作りに努めているらしいのだが、それが実に上手く機能しているように思えるのだ。
まず第一に、「由布院」という名称が、なんとも言えずに、この地の雰囲気を伝えるのに成功している。
そして第二に、市街地がこぢんまりと可愛らしくまとまっていて、華美なネオンサインなどが無い点も、好感が持てる。
他の歓楽街の温泉地にありがちな、
「何もそこまでやらなくても…」
といった “おとっつあん的” な雰囲気が、極力抑えられていて、町全体が女性向きなのである。
そして第三に、どの旅館もそれぞれに自分なりの凝った造り、凝ったおもてなしを演出していて、
「また来てみたあ~い!」
と思わせる雰囲気作りに努めている。
特に「由布院」のBIG3と呼ばれる「亀の井」「玉の湯」「無量塔」の三旅館は、泊まらずとも、ちょっとお茶だけでも飲みに立ち寄ってみる価値がある。
ちなみに、「九州混浴三昧友の会ご一行」のわれわれは、その「亀の井別荘」にある「天井桟敷」を訪れることにした。
■茶房 天井桟敷(さぼう てんじょうさじき)
亀の井別荘の敷地内にある風情ある喫茶店。
江戸時代の造り酒屋を移築して造ったとっても雰囲気のいい喫茶店である。
天井の梁などもすごく立派な材木が使われていて、調度品もシックでお洒落で落ち着く。
亀の井別荘さんの敷地内にあり、鍵屋さんの2階になる。
階段はあまり広くなく、ちょっと急ですのでお足元に気をつけなければならない。
■茶房 天井桟敷
住所:大分県大分郡湯布院町川上2633-1
電話:0977-85-2866
営業時間:8:00~20:00
次に金鱗湖へ行った。
天井桟敷からは歩いて2分足らずで着く。
湖というよりは池と言ったほうが良いだろう。
思っていたよりも小さかった。
金鱗湖のスグ側には、「下ん湯」という混浴の共同浴場がある。
下ん湯の源泉温度は 63℃だそうで、湯船も 50℃近くはある激熱!
下ん湯は観光地にあるので 地元の人も含め ひっきりなしに 人が出入りする。
また、風呂に入らない観光客も どんなお風呂なんだろうと 入口から顔を出したり、
ちょっと入って来て お湯に手を付けてみたり…
と、かなり落ち着かない環境だったために、女の子は入らずじまい。
■下ん湯
住所:大分県由布市湯布院町川上岳本
TEL:0977-84-3111(湯布院町商工観光課)
入浴料: 200円
営業時間: 9:00~23:00
露天(混浴1) 内風呂(混浴1)
泉質:単純温泉
効能:神経痛・関節痛・うちみ・慢性消化器病・痔疾・五十肩…etc.
バスタオル巻き:NG
下ん湯から出ると、土産物屋や、休憩処がたくさんある。
Mちゃんは土産物屋で「鼈甲玉(べっこうぎょく)」という、
ゼリーの様なゆずのお菓子を買っていた。
メンバーも由布院駅までのメインストリートにあるお店へあちこち入り、
佃煮に洋菓子、和菓子などなど、たくさん土産を買っていた。
すると女の子たちから急に悲鳴が!
「キャーお馬さんだ!」「乗ってみたーい!」
由布院のあちこちで、観光客用のほろ馬車を見かける。
おそらく乗せてしまうと、料金も高いのだろう。
宿に到着する時間も遅れてしまうため、一行は女の子たちのリクエストを振り切り、宿の方に向かうのであった。
次回に続く
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