■2012年9月度、みちのくオフ会レポート5
今回、妙乃湯で遭遇したのは2人のワニ。(真性ワニタイプ)
1人目は役者の温水陽一似の男性。
この男性、うちの女性陣4名が混浴露天風呂に入ってきた瞬間、別の湯舟に素早く移動し(本当にテレポートのように、瞬間移動した…)身体は滝の方に向きながら、顔だけしっかりと連れてきた女性陣の方をガン見している。
首が90度傾きながら、目だけこちらをしっかり見ているので、なんとも不自然な姿である。
あまりにも滑稽で、女性同士が、
「見てみて、あの人ずっとこちらを見てるわョ!」
「あの人、絶対にワニよ」
「だって、あの場所から絶対に動かないから」
と、聞こえるようにしゃべっていても本人は動じていない。
実際、混浴であること判って女性も入ってきてるので、逆に近くで気さくに話しかけてくれた方が自然なのだが、無言でじっと見られると逆に、こっちの方が気味悪いのである。
次に2人目のワニ。
こちらの方がもっとタチが悪く(ナニが立っているわけではない…)
逆に女の子たちの正面に来て無言でガン見するので、もっと気持ちが悪い。こうなると、せっかく機嫌よく混浴しにきた女性陣も再び女湯の方に戻って行ってしまった。
他の男性も数人入ってたのだが、風景を見てたりして知らぬ顔していたので、あからさまに見てきたりすると、こっちの方が引いてしまう。
関東や関西近郊の混浴温泉と違い、東北はワニが少ないと聞いていたのだが、こんな山奥の乳頭温泉郷にまで、範囲を広げていたとは、まことに恐れ入る。
混浴露天風呂 【金の湯 『妙見の湯』】
先達川の滝を間近で見られる、開放感のある露天風呂。
8人くらいがちょうどいい大きさの湯船に注がれる褐色の金の湯は、湯舟に沈むと、外から身体を隠せるので丁度良いのだが、44℃くらいのかなり熱めで、みんなほとんど足湯状態だった。(だから湯船に浸かれないため、ガン見の対象になってしまったのだが…)
目の前に滝が眺められ、景色もバツグンなので、本当はこちらの湯船がいちばん人気だそう。
【銀の湯 『混浴露天風呂』】
金の湯のちょっとだけ手前にある、屋根付き露天風呂。無色透明の銀の湯は、40℃弱のぬるめで白い湯の華が浮く優しいお湯である。
景色もいいので、ついつい長湯してしまう(ワニさえいなければ…)
露天風呂からは、目の前に流れる川の砂防ダムが見える。景色は、「滝のようですばらしい」と言うこともできるし、「こんなところに人工物があって残念」と捉えることもできる、賛否両論のものだ。
内湯では暗くてお湯の色がよくわからなかったが、露天風呂では茶色く濁った色がよくわかる。赤土の上にできた水溜りのような茶色をしている。光にあたると、まるで黄金の湯のようである。
さすが配慮深い旅館だけあって、洗い場がちゃんとある。このあたりは利便性をとるか、秘湯の素朴さをとるかで判断が分かれるところなのだろうが、結果的に多くの女性に人気となっているということは、女性向けにはこういった設備が整った場所がいいのだろうと思った。
■妙乃湯のDETA
住所:秋田県仙北市田沢湖生保内字駒ヶ岳2-1
電話番号:0187-46-2740
アクセス:秋田新幹線 田沢湖駅下車し、乳頭温泉行きバスで妙乃湯前を下車すぐ。
立寄り湯:10:00~15:00
入浴料:800円
泉質:金の湯)酸性-カルシウム・マグネシウム-硫酸塩泉
銀の湯)単純泉カルシウム・マグネシウム硫酸塩泉・単純泉
効能: 皮膚病、動脈硬化症、消化器病等
Web http://www.taenoyu.com/
◆混浴オフ会に参加されたい方はこちらまで
https://konyokuroten.com/
◆動画配信サービス「秘湯女子図鑑」を見たい方はこちらまで!
https://onsen-photo.com/
この記事へのコメントはありません。