10年4月度「三朝温泉混浴オフ会」旅行記.1
今年の天気はどうもおかしい。暖かくなったと思ったら急に寒くなってきたり、長雨もやたらと続く。桜の開花時期も遅く、どちらかというと4月半ばでも充分に花が開いている不思議な季節である。そういうことで、我々は今回のオフ会の目的地「鳥取・三朝温泉」と「岡山・湯原温泉」で桜の樹の下でのんびりと花見風呂を楽しもうって企画でツアーを計画した。
全国から集まること総勢35名。今年のオフ会の中でも一番多く集まった。我々はさっそく岡山の湯原温泉「砂湯」。そして湯原温泉近くの真賀温泉に立ち寄り湯することにした。
真賀(まが)温泉「幕湯」
真賀温泉の共同浴場は、数軒の宿とともに斜面にへばりつくように建っている。さぞかし眺めがいいのかと思いきや、眺めがいいのは休憩所のみ。浴室はまったく眺望がきかない。浴室は男湯、女湯、幕湯に分かれており、男湯と女湯は150円、幕湯は250円である。幕湯は元湯のため値段が違うのだそうだ。(後で聞いたのだが、それぞれの湯船は底でつながっているそうだ。 ‥‥ってことは泉質は一緒?)
私は250円を支払い、幕湯に入ることにした。湯船は妙に深く130cm程もある。その底に差し込まれた竹筒から、ややぬるめの湯がポコポコと湧いている。湯船の中央は立っていなければならないので、端にある段に腰掛けて、じっくりつかるのが良いのだろう。
源泉の幕湯という名前の由来は、その昔、殿様が入浴したとき、家来に幕を張らせたからだという。由緒ある温泉なんだそうだ。
斜面に建つ真賀温泉共同浴場
幕湯
湯原温泉「砂湯」
「(湯原温泉の)砂湯はいい!」この道中で幾度となく耳にした言葉である。久しぶりに、その砂湯を訪れるチャンスが来た!
お~、ここは別世界だ。開放的であけっぴろげの裸天国! ここへ来たら脱がずにはいられない。‥‥とはいえ、昼間はそれなりにギャラリーがいる。
湯原は今が桜が見ごろの季節である。露天風呂周辺の桜も満開で、われわれはちょいと混浴花見風呂気分。湯船にはわれわれ以外にも裸族がうごめいている。かなり賑わっているようだ。もちろん「なちゅらる」もその一員に‥‥。観光客や立ち寄り湯を楽しみに来た夫婦やカップルたちが次々やってくる。あけっぴろげで広い露天は大はやり。
湯船は3つ
露天番付ナンバーワンの砂湯
三朝温泉
三朝温泉は世界屈指のラドン泉として有名。温泉にはラジウムおよびラドンが含まれており、世界でも有数の放射能泉である。高いホルミシス効果(人間の体細胞を活性化し、自然治癒力を高める)が認められ、観光だけでなく療養目的で訪れる湯治客も多い三朝温泉、効能は多種多様で、無色透明のお湯は飲用も可能です。さらに最近では、ラジウムが気化し発生するラドンガス(湯気)が呼吸器系統に良いとされ、浸かって良し、飲んで良し、吸って良しの温泉として注目されている。
何やらややこしい説明をしたが、簡単に言うと三朝温泉の蒸気が体に良いってこと。旅館内で、三朝温泉のガン死亡率が低いという調査結果を見たので、説得力があった。
三朝温泉周辺は、旅館やホテルなどの宿泊施設がたくさんある。
また、夜に温泉街の方へ行くと、スナックやお色気のお店がたくさん・・・
射的場や駄菓子屋、足湯もある。
6月中旬くらいには三徳川をホタルが舞う風景が見れるそう。三徳川には、地元の方もよく利用するという無料の河原風呂があり、24時間楽しめる。
さっそくチェックにいってみると‥‥。あった、あった、三朝大橋のすぐ下に、あけっぴろげの露天風呂。よくみると入浴者もいる。そして入浴者をはるかに上回る見物人‥‥。それも入れ代わり立ち代わり。
写真は誰もいない河原の湯
これじゃ落ち着いて風呂にはつかれないなぁ。
さて今宵の宿は「橋津屋」。温泉街の中心にある感じのいい宿だ。
チェックインもそこそこに風呂。全体的に小粋にまとめてるって感じ。貸切露天が離れに2つある。我々は夜の9時から12時間貸しきって広いほうの露天風呂を予約した。
夕食は写真の他に天婦羅、茶碗蒸し、そばがでてくる。どれもそつなくうまい。しかしこの宿なら、あえてもう1ランク上を期待したい。他では味わえない一品を‥‥。
宴会は2時間余り続く。
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