台風が接近!!■藤七温泉「彩雲荘」レビュー
八幡平アスピーテ・ラインとは、八幡平(はちまんたい)の高原を横断する、山岳ワインディング・スカイライン。主要地方道23号西根八幡平線ともいいます。
ここは 「東北随一の極上ワインディング」で、「十和田八幡平国立公園の中にあり、全国屈指の自然美を兼ね備えた、絶景ドライブルート」とのこと。
それなら行かなくちゃならないよね、と、乳頭温泉郷を後にして、次の目的地としました。
このハイウェイは、雑誌にもよく紹介されており 「コーナーごとに変化するパノラマ」と、称されている通りで、次のカーブを曲がるのが楽しみな道です。
西端は国道341号に、東端は東北道・松尾八幡平インターに接続。
ちなみにアスピーテとは、盾を伏せた形の火山のことで、流動性の高い溶岩によって作られたため、なだらかな台形状になっているもの。アフリカのキリマンジャロや長野の霧ヶ峰なんかもそうらしい。
全線2車線道。冬期は閉鎖されるようです。
休憩用の駐車スペースも随所に用意されていて、観光向けにも親切な道。ぜひ、雄大な景色も楽しみたいものですね。
そのアスピーテ・ラインから、2キロばかり外れた所に位置するのが、秘湯でお馴染みの「藤七温泉・彩雲荘(さいうんそう)」。
海抜1,400mという高山に位置し、東北でいちばん高いところにある秘湯なんです。
当然、アスピーテラインが冬季閉鎖になるため、彩雲荘も冬の間は閉館しているとのこと。
売店兼、受付で入浴料を支払う。売店で黒たまごが売っていました。
出口から左が混浴メインのゾーン。
彩雲荘には、5つの混浴露天風呂
・ 混浴内風呂 ・ 2つの女性専用露天風呂 ・ 男性専用露天風呂 ・男性専用内風呂 ・ 女性専用内風呂
と、全部で11もの湯船があり、源泉かけ流しの100%天然温泉。源泉が91℃と高温すぎるため加水しているそう。
【混浴露天の脱衣所入り口】大小さまざまな、男性シンボルが出迎えてくれます。
女性が触ると子宝が授かる言い伝えがあるそうです。
触り方がちょっと変…(^-^;
男女別の脱衣所があり、そこから内湯を通って外の露天風呂に出て行けるのですが、なぜか女湯の方は、内湯も外から丸見え。脱衣所でタオルを巻いて内湯に入らないと、混浴露天風呂の方から見られ放題なんです。
奥の囲いの見える方が女性専用露天風呂
もともとバスタオル巻きで入ったりしないもんで、この程度の秘湯は大丈夫なんですが…。
「めちゃ、さぶっ!!!!」
おりしも台風が接近していて、風と雨が結構降ってきて、しかも寒い。
小さい方の露天風呂は、けっこう熱いので入ってられません。そこで比較的広い方の露天風呂に入ることにしました。
少し青っぽく白濁したお湯は、硫黄の匂いが強く温度は若干ぬるめの適温でした。
雨が降ってるので、頭に傘をかぶって入浴しました。
最初は青白く綺麗に澄んでいた湯も、人が浸かると泥炭が舞い上がりアッという間に灰白濁湯に変身します。
ところが野湯なだけに湯温は入る場所によって違うのです。
底が泥状になっており、泥をすくおうと、うっかり湧出ポイントに近づいてしまったら、
「アツーーっっ」
泥の溜まっている箇所はおそらく70度以上はあるのでしょう。
それでも肌がピカピカになるって言うので、泥をすくって、皆で顔や体に塗りました。
色も泥パックの色そのもので、まさに天然泥パック!!
泥を全身に塗ると、なぜか水着を着ているような気分になり、意外と裸であることが恥ずかしくなくなってくるのですね(笑)
泥を洗い流した後は、スベスベキレイな身体に変身できます!
まさに、ライザップ (笑)
映画「プレデター」でも、こんなシーンがあったような…(古い)
ちなみに泥炭に混じって沢山の糸ミミズも混浴しているらしい。
当然泥パックしていた私たちは、あとで知ったのですが…(^_^;)
とにかく藤七温泉のお湯は個性的で、底からぷくぷくと泡が湧き出していて元気なお湯にパワーをもらえるのです。
■藤七温泉「彩雲荘」
住所:岩手県八幡平市松尾寄木北の又
問い合わせ:090-1495-0950
立ち寄り入浴料:600円
立ち寄り入浴時間:8:00~19:00
定休日:11月~4月中旬
泉質:単純硫黄泉
効能:神経痛・皮膚病・糖尿病・婦人病・高血圧・消化器病・動脈硬化…etc.
公式HP:http://www.toshichi.com/
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