■2012年11月度、九州オフ会レポート7
■黒川温泉「旅館 山河」
黒川 森のコテージを後にして、われわれ一行は、
最後の九州オフ会最後の温泉地「黒川温泉」に、
立ち寄り湯することにした。
黒川温泉は、熊本県の阿蘇山北側に位置する
田の原川の渓谷両側に風情ある和風温泉宿が並ぶ温泉地で、
2009年版のミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで
2つ星を獲得した素晴らしい温泉地だそうだ。
和モダンな雰囲気漂う黒川温泉は、
女性人気No.1の温泉とも言われている。
何しろ今日は3連休の最終日ともあって、黒川の中心部は
すごい混みようだった。
とにかく温泉組合の駐車場は満車で、
入るのに並ばないといけない状態。
その中でわれわれは、「旅館 山河」という、
温泉街から少し離れた黒川温泉の中では
いちばん下流にある静かな旅館で、立ち寄り湯することにした。
「旅館 山河」は、黒川温泉の中心街から結構遠い。
カーナビを使うと結構迷ってしまう。
どうも黒川はカーナビと非常に相性の悪い地域のようだ。
狭い山道をクネクネ走って、ようやく山河に到着。
3,000坪という広大な敷地のなかに、お風呂が点在している
黒川温泉の中でも人気の高いお宿である。
ちなみに黒川温泉では、どこも日帰り立ち寄り湯は500円なのだが、
温泉組合で買う「温泉手形」を使うと、1200円で3箇所入れる。
これが、その温泉手形。
玄関に到着した。
「日本秘湯を守る会」の提灯がかかっている。
玄関から入って右が受付、左がロビー。
館内はレトロな和モダン調。
ロビーの横には、オシャレな陶器の皿なども販売している。
館内は離れも含め全体的にゆったりと配置されている。
3,000坪という広大な敷地というのも伊達ではない。
露天風呂に向かって少し歩き始める。
「いろり」のある建物があり、軒にはトウモロコシが干されている。
右の正面から入ると「いろり」があって薪が燃やされている。
炎は出ていないが、これは置火のようにいつまでも燃えている。
中は座れるようになっているが、ここで誰かがお茶を飲むという訳ではなさそうだ。
昔ながらの農村のような情景が再現されている。
ここは温泉宿であるだけでなさそうである。
館内を流れる小さな渓流
露天風呂に向かおうと歩いてゆくと小さな渓流が流れていた。
離れの近くである。そちらからこちらへと清流が岩の間や
緑の狭間を抜って流れている。岩は苔むしていて深山の趣である。
所々に木製の灯籠がある
うーん、演出が素晴らしい!
ちょっとした空間なのでが、山奥に迷い込んだような錯覚を覚える。
これを一体何と言ってよいのだろうか。
小さな小川、苔むした岩、その周囲を取り巻く植物、灯籠、
そしてうっそうとした樹々たちが、訪問客に奥深い安らぎを与える。
この道の奥に露天風呂があるのだが、このアプローチがすばらしい。
混浴露天風呂「もやいの湯」入口。
混浴の脱衣所は、2~3人用のシンプルな男女共用の脱衣所。
脱衣所を出ると、こんな景色が!
露天風呂に到着して驚いたのだが、お湯が青い。
実は、実物の青は写真よりも強くなく、少し濁っているようである。
そして、なによりも広い。
全体的には、自然味のあるかなり大きな岩風呂である。
右手には打たせ湯がある
左横には河童の銅像が
片側はレトロな壁だが、広くて緑もあるせいか
ほどよい開放感もあって、とてもリラックスできる。
空を見上げると、真っ青な空と、見事な紅葉のコントラストが素晴らしい。
ここの温泉は、飲用すると慢性の消化器病や便秘に効果があるそうだ。
M氏は落ちた紅葉の葉っぱを股間につけながら、
湯舟をうろうろしている。
(素晴らしい景観が台無し…)
しかも葉っぱで隠れてしまうのが、チョット悲しい(爆)
旅館山河には、この他に女性用露天風呂「四季の湯」、
貸し切り露天風呂(六尺楠風呂)、
内湯には「大岩風呂」「切り石風呂」「檜風呂」がある。
全部、入湯したかったのだが、泊り客でないと入れない風呂も多い。
女の子たちも、うちのメンバーだけの貸切状態のためか、
リラックスして入っている。
なにしろここは、泊まった方が絶対に良い温泉宿である。
次に九州を訪れる機会があれば、ゼヒもう一度訪れたい。
■旅館 山河
住所:熊本県阿蘇郡南小国町満願寺6961-1
TEL:0967-44-0906
立ち寄り入浴料:500円
営業時間:8:30~21:00
定休日:不定休
駐車場:あり(無料)
露天風呂(混浴1、女1)・内風呂(貸3、女1、男1)
泉質:単純硫黄泉 / ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩泉
効能:高血圧・動脈硬化・慢性皮膚病・慢性消化器病・切り傷・
糖尿病・慢性婦人病…etc.
バスタオル巻き:NG
旅館WEBサイト http://www.sanga-ryokan.com/
◆九州レポート 完
次回は那須・塩原オフ会レポート
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