■2015年9月度、みちのくオフ会レポート2 「秋田・川原毛大湯滝編」

■川原毛大湯滝
一関駅に到着したのが、すでに11時半。
シルバーウィークの初日だったもので、東京駅から東北新幹線に乗ったのが朝の8時半。
もっと早い時間で取りたかったのだが、この時間しかチケットが取れず、しかもグリーン車の枠しか残っていない。
グリーン車なんて芸能人や偉い人しか乗らないものと思い込んでるため、いつもガラガラな印象があるだが、今回に限ってグリーン車にの中も乗客が一杯!しかも車両と車両の間の通路には自由席に座れず 立ちっぱなしの乗客もたくさんいるではないか。
それにしてもこの新幹線の混み具合は少し異常である。
いくらシルバーウイークとはいえ、ちょっとおかしい。ましてやたら若い女の子ばっかり。
調べてみると、仙台というか利府の方で「嵐」のコンサートがあって、仙台近辺のホテルは5月頃から満室とのこと。
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新幹線も即無くなっちゃったみたい・・・なんかファンが東北方面をアラシまくっているそうで…(笑)
まぁ今回は、橋本環奈似の美人女子大生のRちゃんと一緒に行けるんだからいいや(^O^)/
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そのRちゃんも前夜興奮して寝れなかったのか、新幹線の中では爆睡中。
ほとんど会話も出来ず仕舞いだった…(-_-)
駅を降りると、関東から来たメンバーの大半は同じ新幹線に乗っていたようである。
駅で待っていた地元メンバーの車2台に乗り込み、いざ「川原毛大湯滝」へ。
「川原毛大湯滝」へ行く岩手から秋田へのルートは、まずR342を経て栗駒山の峠を越えなければならず、小安郷温泉を経て、約1時間半あまりで川原毛駐車場に到着できる。
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駐車場から、川原毛地獄を望む。
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川原毛大湯滝(秋田県湯沢市)は、日本三大霊場「川原毛地獄」で湧いた温泉が沢水と一緒に流れ下り、巨大な滝自体が天然温泉になっている、日本でも極めて珍しい野性的な温泉(野湯)である。
川原毛地獄の風景。恐山(青森県)、立山(富山県)とならび、日本三大霊地のひとつに数えられている。
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硫黄臭が立ち込める、灰色の大地。岩肌から噴き出る硫化水素の影響で、ある地点を境に植物はほとんど生えておらず、露出した岩や土の山肌がいかにも地獄を思わせる。立ち止まって煙を吸い込むと死にいたる可能性がある。そんな注意書きの立て看板に脅されながらの、駐車場から頂上までの約1時間の散策。ところどころから蒸気が立ち上っており、手を地面に当てると地熱で暖かい。見たことのない、緑のまったくない世界。

湯滝へと続く川。三途の川を渡ればあの世である「地獄」の風景が広がる。秋田県・湯沢市商工観光課「川原毛地獄」 http://aios.city-yuzawa.jp/kanko/kanko02-01.htmこれはたしかに地獄だな。昔の人がそう名づけるのも無理はない、と納得させる雰囲気がそこにはある。また、ここには生き物の存在が馴染まない。

そんな地獄の山頂の丘をぐるりとひと巡りし、駐車場へと戻る。
はあ。無事生還できてほっとひと息。プチ地獄旅行でスリリングな体験を終え、こんどは駐車場から川へ下っていく。いよいよ湯滝に向かうのだ。
滝壺に水着を着て入る無料の絶景露天風呂で、日本三大野湯としてテレビでもよく紹介され、7月から9月の夏季限定で、沢水での温度低下を避ける為、晴天続きの日がおすすめ。駐車場から徒歩15分程で行ける、容易なアクセスも魅力の天然の野天風呂である。
川原毛地獄の遊歩道を下りていくのだが、道が舗装されてなく凹凸があるので、全部下りると結構疲れる。
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元気がいいRちゃん。
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かなり急な階段を下りていく。こりゃ上がるときは苦労しそうだな…。
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15分ばかり道を下りたところに、高さ約20mの滝が水しぶきを豪快に上げていた。 川原毛大湯滝に到着である。
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川原毛大湯滝は左右に分かれながら、2つの滝を形成している。その滝つぼにはちょうどいい大きさの浴槽?があるのだが、滝を間近で見るとその水量の多さがわかる。
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「おおー! これはたしかに滝の温泉だー!」
しかも、流れ落ちる水がすでにお湯になっているではないか!
これこそ自然の脅威である。
豪快に流れ落ちる滝の湯に、感動すら覚える。
ちなみに滝の下では家族連れや、小学生たちがはしゃいでおり、まるで川遊びのよう。
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また外国人の入浴客もたくさんいる。
外国人の男女はみんなスッポンポン!
見たところ、アメリカ人か、イタリア、フランス系に見受けられる。
どこで、こんな秘湯の温泉を知ったのであろう?
先月の沼尻元湯でもイタリア人のカップルと遭遇したのだが、どうも日本の秘湯が、海外のメディアにも紹介されているらしい。
しかし西洋系の人たちは、ヌーディスト文化のある土地柄なので開けっぴろげで楽しそう!!
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やはり男は黙って全部脱いで入る!これは野湯に入るときの基本である(少なくとも私はそう思っている)。そういうのが嫌な人はちゃんとした男女別の温泉施設に行けばいいのである‥。何だか我々の方が変なことやってる気にさせられてしまう。
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と、男性陣がちょっと恥ずかしいとためらったところ、脱衣所からは、さっさとHちゃんがフェイスタオル一枚の姿で滝壺の湯に入ろうとした。
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とりあえず脱衣所もある。
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脱衣所から滝の方に向う通路。
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今回デビューの新人秘湯レポーター、指原莉乃似のHちゃん。
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滝壺の湯の中にいた小学生のわっぱ連中を尻目に、タオル1枚堂々と滝湯のほうに。
ちなみに女子大生のRちゃんは、まだ恥ずかしいのか水着姿で付いていきます。
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滝に打たれるHちゃん。さすが指原。顔も似ているが度胸も満点!!
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ここははっきりいって豪快な湯である。なんといっても約20m上から一気に流れ落ちる滝そのものが適温の湯、そこで「打たせ湯」まで出来てしまうのは、知床にある「カムイワッカの湯」とて無理。
しかし「打たせ湯」というより、滝行のよう。 かなりの水圧です。
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タオルがはだけるくらいの水圧。タオル巻きだと必ず外れます…(^-^;

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極楽なのか修行なのかよく分かりませんが最高なことだけは確か。
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見ている者は極楽ですが…(笑)
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はぁー、極楽極楽(*^▽^*)

ちなみにここのお湯、臭いはそこまで強くありませんが強酸性湯のため目に染みると結構痛い。 水中メガネが必需品かも。
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Rちゃんも負けじと滝に打たれる。
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滝壺の温泉は、かなり深く泳げるくらい。
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なお、滝壺から少し下った下流の方では、「本来の入浴スタイル」にてお湯を満喫できる。
岩がゴロゴロしているので、ビーチサンダルでの移動が基本です。川の湯だまりがいくつかあるので、カップルがちらほらと水着で入浴している。
周りが岩で囲まれた外から見えない場所を発見!ここを根城に野湯体験!(^^ゞ
野湯では全部脱いで入る!これは野湯に入るときの基本です(少なくとも私はそう思っています)。そういうのがいやな人はちゃんとした男女別の温泉施設に行けばいいのですから‥。だって、何だか自分のほうが変なことやってる気にさせられちゃうもんねぇ(変なところで気弱だったりする)。でも、この論理もここではそろそろ通用しなくなってきているのかなぁ(悲)。
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【湯の川】
滝壺の湯が溢れたその下は川になっている。
当然、川自体も温泉なので、辺り一面、全部湯舟である。
深さはまちまちで、川底は岩や砂などで裸足だとちょっと歩きずらいので、ビーチサンダルなどを履いて移動したほうがいいかもしれない。
また場所によっては川底から源泉が自噴していて、めちゃくちゃ熱い場所もあるので、気をつけた方が良い。
なお川の流れは、勢いがあるので、寝湯をすると結構迫力あって楽しい!
川原毛大湯滝よりは湯温が高めなので、大湯滝に入れない時期でも川の湯には入れることはできる。
気温が30度を超えていることもあって、ここも水着はもちろん、Tシャツにショートパンツで足湯しているカップルや家族連れが多かったのだが、気にせずに全裸入浴してしまった(^^ゞ
川原毛大湯滝は温泉の泉質も上質で、さらに大自然をフルに満喫できて、本当に心の底から楽しむことができた。多くの人がここを訪れて秘湯ファンになるのもうなずける。
ただし、ここは水着を着て入らないと恥ずかしいだろうから持ってくることをおススメするが、こういう大自然の秘湯だからこそ裸で入ることに意義があるように思える。
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まさしく天然のジャグジー
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どこもかしこも温泉です。これで無料ですからスゴイ!!
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もう紅葉が始まってて、10月半ばが最盛期!
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もっと、いたかったのだが帰りの時間があるので、後ろ髪をひかれながら大湯滝を後にした。
険しい遊歩道を上がると、またもや汗が噴き出してくる。
首都圏からだと半端でなく遠い上に公共交通機関もないため決して訪れやすい場所ではありません。
しかし上手くタイミングが合って入浴できれば生涯の思い出に残る温泉体験ができることは間違いなし。秋田を訪れるチャンスが巡ってきた時には是非チャレンジしてみてください。
■川原毛大湯滝
所在地:秋田県湯沢市高松川原毛
アクセス:栗駒山荘・須川高原温泉から、県道282→国道398→小安温泉郷を通り過ぎて県道51号→県道310。川原毛大湯滝の看板が出ているので、道なりに進むと川原毛地獄の駐車場に到着します。そこから川原毛大湯滝まではハイキングコースを下ること15分くらいです。
秋田県側から:湯沢駅から車で約45分。湯沢横手道路・須川ICから秋田県道51号湯沢栗駒公園線経由で約20分。
電車の場合、JR奥羽本線「湯沢駅」からバス「羽後交通・泥湯温泉行き」に乗って、終点(泥湯温泉)下車。 車で15分。1時間ほど登山して、駐車場へ。また駐車場から15分。もしくは、三途川停留所(駐車場)から徒歩2時間以上。
※冬季(11月中旬~翌年5月頃)期間中は、駐車場まで直通する道路が冬季閉鎖。
お問合せ先:一般社団法人秋田県観光連盟 Tel:018-860-2267
営業期間:6月~10月夏季限定
入浴時間:日の出~日没*増水時を除く
料金:無料 ※水着・バスタオル巻きOK
泉質:塩酸酸性型強酸性泉
効能:皮膚炎症、水虫、外傷
日本でこんな開放的な温泉は、おそらくここだけだろう(ただし夏以外は湯温が下がってキビシイと言う)

  • 次回に続く

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