■2015年11月度、九州縦断、秘湯・混浴ツアーレポートⅡ「湯布院温泉・下ん湯」編
さて今回の混浴温泉の旅、しかも2泊3日、しかも九州!
三役揃い踏みで豪華温泉セットの出来上がりってことで、いやが上にも心が躍る。
記念すべき第1回目の目的地は、由布院。
今回は伊賀の忍者の末裔でもある安さんの計らいで、神戸港からフェリーで門司までの旅と洒落こんだ。(三重から、九州までの運転がキツイというのもあるのだが…)
フェリーで行くメンバーは、小生と安さん。そしてHKTこと指原似のHちゃんに、東京から参加してきた今回で連続出場記録15回目のTさんの4名。
新幹線「新神戸駅」にて3人で待ち合わせして安さんの車に乗り、六甲アイランドにあるフェリーターミナルに向う。
ハイウェイから見る神戸の夜景が綺麗!
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いやがうえにも、テンションが上がるではないか!
いつもは新幹線で博多まで行き、そこからレンタカー借りて九州温泉巡りしていたのだが、移動時間に時間をかけるのも、ものすごく贅沢なことなんじゃないかと思い始めた。
阪九フェリー「いずみ」で行く九州に行く、豪華船旅
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北九州と大阪を結ぶ航路を航行する大型フェリーのいずみは、 2015年1月に就航したばかりのフェリー。
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瀬戸内海では最大級のフェリーとなっており、船内にはいろいろな施設がある。
まずは腹ごしらえと思ったのだが、ビュッフェは超満員。
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さすが三連休。約1時間待ちとのこと。
入りきれない客が展望デッキでお弁当を広げているが、ここも満員。
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うーん、早くから席を確保しとけば良かった…。
広い展望デッキでは、夕方になるとすてきなサンセットを見ることができる。
また、明石海峡大橋や、瀬戸大橋などを真下から見ることもできる!
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仕方ないのでビュッフェが空くまで先に大浴場に行くことにした。

眺めの良い大浴場と露天風呂
この豪華フェリーにはなんと大浴場が付いている!

瀬戸内海の景色を楽しみながらゆったりとお風呂に浸かるなんて最高ではないか!
それに、なんと露天風呂まであるではないか?!
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動く露天風呂なんて、なんだか不思議な気分?
船に露天風呂なんて、さすが日本人の発想(混浴だったらなおさら良い(笑)
大浴場にはボディソープとリンスinシャンプーがありました。
さすが大きなお風呂は気持ちがいいですね。
レストランのメニューも豊富
21時前なのでお客さんは少なめです。
レストランはバイキングではなく、食べたいものを一品ずつ選び、最後に会計をするスタイルです。
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自分が食べたいものをとります。
あっ!
調子にのってとったら結構な金額になっちゃいました。
どれを食べるか迷ってしまいそうだが、一番美味しそうな豪華なステーキを焼いてもらった。

食べ終わった後は、再び展望デッキに戻り、持ってきた酒とつまみで小宴会。

Hちゃんも、持参してきた幻の焼酎「森伊蔵」で乾杯!

「森伊蔵」飲んでみて普通に美味しいと言える味。
妙な癖も無く、強調する旨みも無い。全てにおいてバランスが絶妙なので、万人受けする味だと思う。

ちょっと焼酎飲みすぎて酔っ払ったのか、Hちゃん。デッキに出たいということで、外に出た。
急にHちゃんが、「タイタニックごっこしようよ!」ってことで、タイタニックの船首シーンを演じる安さんとHちゃん。

安さん、なんだか背後霊のよう。

ていうか、身投げじゃねぇか…。

なぜか、Hちゃんは浴衣姿。タイタニックというより屋形船の方が似合うかも(笑)
部屋は1等客室です。
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ここのロイヤルスィートは、もっとスゴイ!動くホテルのよう。
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寝るのが惜しいくらいと、寝たのは深夜2時半くらい。この頃になると誰もロビーに出てません。
朝食タイム
前夜から頼んでいたパンを頼んで、展望ロビーで朝ブランチ。
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そろそろ新門司港が見えてきた。



Hちゃんも朝焼けをバックに記念のポーズ。

う~ん。絵になりますねぇ!


朝8時。新門司港に到着です。
新門司港は、奈良時代の平城京の大極殿を模した造りとのこと。

■ 基本情報
・名称:阪九フェリー株式会社
・住所: 北九州市門司区新門司北1-1
・泉大津のりば
・住所:大阪府泉大津市小津島町1-3
・営業時間 9:00~最終便出航まで
・神戸のりば
・住所:兵庫県神戸市東灘区向洋町東3丁目2-1
・営業時間:9:00~最終便出航まで
・公式サイトURL:http://www.han9f.co.jp/
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■由布院温泉
さて我々御一行が最初に訪れたのは「湯布院温泉」。
由布院と言えば、九州の地にありながら全国区の人気を誇り、また憧れの温泉地としても知られている。
由布岳の勇姿
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由布岳とゆふいん号
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朝霧の金鱗湖
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馬車も走つてます。
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日本でも屈指の名旅館が集まっており、九州随一の人気の温泉地となっている。湯布院には美術館も多く、温泉だけではない文化的な楽しみもできる場所なのである。
ホテル「夢想園」露天風呂
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コバルトブルーの湯「庄屋の館」露天風呂
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由布院「ステンドグラス美術館」
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「亀の井別荘」茶房 天井桟敷
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女の子が泣いて喜ぶ、メルヘンスポットがイッパイ!!
由布院駅
個性的でモダンな造りの「由布院駅」。駅構内も、観光客を楽しませてくれる仕掛けがいっぱい。ホームに出ると、奥の方に、なんと足湯もある!待合室は、アートギャラリーとしても使用されており、毎月のように、展示会が開催されている。


早い目に由布院入りした我々は、まだ時間があるからと湯布院の散歩に出かけることにした。

腹が空いたので、湯布院の「YUFUIN BURGER」にてゆふいんバーガーを食べることに。
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大通り沿いにあったオシャレなバーガー屋さん。
湯布院にはベタな観光土産店に混じって、オシャレアート系の雑貨店さんやカフェなんかが出来始めているようで、数年先が楽しみだったりする。
このお店も比較的新しそうで、おっちゃん一人で忙しく切り盛りしていた。
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ただ、注文後に焼き始め、非常に丁寧に仕上げているようなので、かなり待つことを覚悟したほうが良い。
湯布院バーガーはトマト、焼きオニオン、レタスの他、ミートソースとクリームチーズがたっぷり挟まった豪華なもの。
包んだ後のルックスは非常にステキである。

食べ方は、紙で包んでペチャンコにして食った方が良いとのこと。


由布院のメインストリートとも言える湯の坪街道は、由布院駅から金鱗湖までを結ぶ約800mほどの道に土産物屋や飲食店街などが建ち並んでいる。美味しいものや珍しいものも豊富で、気軽にテイクアウトをして食べ歩きができるお店も多いの、でついついあれもこれも食べたくなってしまう♪



「湯の坪街道」グルメトラップストリートとも呼ばれている。

ドクターフィッシュの店は大盛況!
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「早く温泉に行こうぜ~!」と歩き疲れた様子の男性陣。

休日ともなるとスムーズに歩くことができないほど道は人で埋め尽くされてしまう魅力的な通りです。
■下ん湯
皆様おなじみ、由布院のランドマーク「下ん湯」であります。数年前に一度利用したことがあるのだが、せっかくなので今回再訪してみることにした。
あまりにも有名な観光名所なので、拙ブログで取り上げることは控えていたのだが、今回入ってみて改めてこの「下ん湯」の素晴らしさに心が打たれたので、有名だろうとなかろうと良い物は良いんだというスタンスに立脚し、今回記事にさせていただくことにする。
その下ん湯。観光名所の「金鱗湖」の畔にある。
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ここでもタイタニックポーズ(笑)

入口の引き戸に掲示されているハングルのみで書かれた注意書きは、いかにもご当地らしい光景。


湯の坪通りは多くの観光客で賑わっていたため、どんなガイドブックにも掲載されている「下ん湯」もさぞかし混んでいるんだろうなと覚悟しながら戸を開けたのだが、表の喧騒とは全く無縁の、人っ子一人いない静寂が浴室内を支配していた。
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屋内に照明類は無いため、陽の光が届きにくい奥の方は昼間でも薄暗いのだが、むしろそのことが古民家風の湯屋にマッチした落ち着いた雰囲気を醸し出している。
とはいえ、脱衣所と浴室が一体化された伝統的な様式には慣れない方も多いだろうし、何より実質的に露天風呂のような造りなのに混浴であるという点が、この日の観光客から敬遠されていた理由なのかもしれない。

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「きゃー、何これ!」「男の人たち、後ろ向かないでね」
うちの女性陣もタオル外して平気で混浴に入る兵揃いなのだが、脱衣となると話は別。
着替えのシーンだけは、たとえ裸は見られても恥ずかしいとのこと。
とかく女心は複雑である。
脱衣スペースと浴室が中央を挟んでシンメトリーになっており、その使い方(使い分け)に関しては特に案内されていないが、例えば入って右側の棚が女性用で左側が男性用で…なんていう暗黙の了解なんてあるんだろうか?
棟木と並行方向に2つの長方形の湯船が据えられており、それぞれ源泉用のバルブが設けられていて、利用者各自で投入量(すなわち温度の)調整が可能になっている。
棚には「熱ければ加水して…」といった旨が書かれていたが、この時は加水せずとも吐出口から注がれている源泉そのままの状態で何ら問題なく、特に露天側の浴槽はこの上ない適温状態で入浴することができた。
無色澄明無味無臭で癖のない優しい感触のお湯が完全掛け流し。なんて素晴らしいだろう!
われわれだけで独り占めの湯船




露天の金鱗湖側は灌木や竹垣によって目隠しされており、その隙間からは湖畔の遊歩道を散策する観光客の姿がチラチラ見えるのだが、向こう側からこちらの様子に気づくことはなさそう(こっちにお風呂があることを知っていれば話は別ですが…)。

ねぇ、向こうからオッサンこっちを見てるョ!

女の子たちの甲高い声や、金鱗湖側で腰掛けている女性の裸体を見て、観光客が色めき立ったのは言うまでもない。

挑発されたのか何人もの男性陣が入ってきたのには参った(笑)
こんどは、女性陣が出るに出られず(着替えのシーンをしかとガン見されるため)大人しく湯に浸かるしかなかったのである(笑)

■ 基本情報
・名称: 下ん湯(したんゆ)
・住所: 大分県由布市湯布院町川上岳本
・アクセス: JR久大本線由布院駅より徒歩約20分
・営業時間: 10:00〜21:00(変更の場合あり)
・定休日: 無し
・電話番号:【由布市商工観光課】0977-84-3111
・料金: 入浴料200円
・公式サイトURL:由布院温泉観光協会(ゆふいんあれこれ「下ん湯」)
http://kanko-asp.coara.or.jp/miwatashis/spots/detail_page/6230
●次回に続く










































