九州混浴オフ会旅行記(別府編)5
別府温泉は、別府八湯と呼ばれる日本一の温泉郷。
そして別府温泉の個性豊かな八つの温泉が密集する中で、
もっとも奥まった高台に位置するのが、明礬温泉(みょうばんおんせん)である。
明礬地区の温泉の泉質は特に素晴らしいと温泉マニアから絶賛されている。
その理由は2つの泉質。まずは、独特な匂いと白濁色の湯が特徴の「硫黄泉」。
硫化炭素ガスが含まれているため、毛細血管を広げ、血圧を下げる作用がある。
浴用、飲用ともに療養効果は高いため、疲労回復はもちろん、
皮膚病・切り傷などの治癒にも最適なのだ。
そしてもうひとつは無色透明なアルカリ性の「炭酸泉」。
皮膚の角質をやわらかくして脂肪分や分泌物を洗い流してくれるので、
しっとりとしたうるおい肌になれる。
その別府八湯のうち明礬温泉に位置する「ゑびすや」の泉質は白濁色の硫黄泉。
そこへ我々「混浴三昧九州共の会ご一行様」は宿泊した。
「ゑびすや」には、その豊富な湯量を使った日帰り入浴施設が併設している。
別名「湯屋ゑびす」といい、露天風呂、ジャグジー風呂、洞窟風呂、箱蒸し風呂、岩盤浴・・・
など個性的な様々な種類の温泉が楽しめる。
3Fにはヒーリングスペースがあり、湯上がりにウォーターバーで水をいただき、
ゆったりと別府湾を望める。
その他、甘味処や、タイ古式マッサージや岩盤浴などもある。
そして肝心の宿泊施設は、懐かしい感じの風情あふれる湯宿の佇まい。
木造建築の優しさに癒される。
4年前にも「ゑびすや」に宿泊したことがあるのだが、
その頃は、宿全体が老朽化しており、特に温泉はかなり古ぼけた感じがしたものだが、
昨年11月に全面的にリニューアルしたらしい。
特に家族湯がリニューアルしていたのには驚いた。
以前よりグーンと広くなった木目基調の脱衣所や通路にある竹のベンチ、
レトロテイストの受付など、なんとも心落ち着く。
あと1階の「風と歩く石畳」。明礬温泉のなかでも、最大級の広さを誇る
露天風呂を中心に、優しい檜の香りに包まれた八角型の風呂、
蒸し湯が疲れを芯から癒してくれる。
さらに2階の「 石の小道と癒しの洞窟」は、湯の中と床面に疲労回復を促す
ゲルマニウムを使用している。その他、神秘的な洞窟空間でジェットバス、
岩風呂なども愉しめ、その雰囲気はまさに大人の温泉!
各階は男湯/女湯が毎日交互に入れ代わるので、
1泊すれば、すべての温泉が楽しめる。
名湯ですっかり温まったなら、3階の「天空の癒し」へ行く。
ドーム型遠赤外線サウナと麦飯石の石畳の岩盤浴で、ゆっくりと汗を流し疲れを癒した。
そして絶景の別府湾を眺めながらしばし憩い、またまた温泉へ…。
レトロテイストの家族用貸切露天風呂が8つもあり、なんとも風情があるので、
夕食を食ったあと、入りに行こうと思ったら長旅の疲れか、
早々に寝てしまった。残念…
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