■09年7月度、信州・渋温泉オフ会  レポート4

■09年7月度、信州・渋温泉オフ会
レポート.4

9:30に「ひしや寅蔵」チェックアウト後は、志賀高原の                   トレッキングチームと、 信州高山温泉郷・湯巡りチームとで分かれた。

さて、我が輩が行ったのは信州高山温泉郷湯巡りコース。

長野県と群馬県の県境から小布施に向かって流れる
松川渓谷沿いに点々と鄙びた温泉がある。
この一帯を高山温泉郷という。

この高山温泉郷の上流部に五色温泉がある。
深い渓谷にある一軒宿の温泉だ。
乳白色、コバルトブルー、墨色、クリーム色、濃緑色の五色に、
季節や天候により変化する湯の色。これが五色温泉の名の由来だ。

温泉の発見は明治時代のこと。しかし台風の被害により全滅し、
五色の湯旅館だけが再建された。
今や一軒宿となった五色の湯旅館の経営者は
万座温泉豊国館の支配人を経験したこともある水野氏で、
信州秘湯会の名誉会長も務める。

松川渓谷沿いに並ぶ信州高山温泉郷の中でも
お湯の効能には定評がある。

泊まってみたい温泉だが、残念ながら露天風呂の貸切は出来ず
露天風呂でオフ会行えば、他の宿泊客に迷惑がかかる。
だから今回、日帰りで訪れてみた。

バス停の向かいに高級旅館とはもちろん違う、
けれど歴史ある鄙び具合があるでもない、
どちらかというと古くしかも無粋な感じの
五色の湯旅館が建っている。

正直なところ、この外観からは1泊1万6千円以上する
旅館には見えなかった。

P9220004[1].jpg

スリッパに履き替えて館内を進み階段を降りると、
廊下を大きな岩が遮るように突き出しているのに吃驚する。
建物を建てるときに、岩を除けるとか考えなかったようだ。

しかもこの岩、よく見ると黄色い硫黄の粉がこびりついている。
いかにも温泉地らしい岩だ。
内湯と露天とあるが、まず露天風呂に入って後から
内湯に行くことにした。

露天風呂に通じるドアを開けて外に出ると川沿いのススキ野原。
正面に脱衣所らしき建物があってその向こうにちらりと
岩の露天風呂が見えている。

ここは混浴露天風呂の方であり、右手にすぐ女性専用の
露天風呂があった。
こちらは深い緑に囲まれていて、一方だけ開けている
方角に松川が流れているようだった。

DSC_0100.JPG

DSC_0109.JPG

お湯の色は灰色がかった白の濁り湯で、沈めた手足は
ほとんど見えない。
強いゆで卵のような臭いと何か薬品のような
臭いが混ざっている。

それほど熱くはなく、ちょうど良いくらい。
ああ、ずっと大都会でコンクリの建物ばかり見ていたから、
こういう露天風呂に入るのは良いものだ。

やっぱりどんなにお湯が良いだのなんだのと言っても、
都市部のセンター系日帰り温泉では心が癒されない。

しみじみと湯に浸かる。

P9220012[1].jpg

何かこう、肩に乗っていた重みがお湯の中に溶けていくようだ。
しばらく露天風呂を満喫した後、内湯にも入ってみることにした。
ほぼ正方形の木組みの湯船で床は放射線状に組んである。
年季の入った木は既に黒々として硫黄成分の白い粉が
こびりついている。

次に内湯に入りに行く。                                  お湯の色は露天風呂とは全然違った。
露天風呂が灰色っぽかったのに対し、緑色がかった乳白色だ。

P9220026b[1].jpg

内湯はえらく良い湯だった。
少し熱めだが入っていられないほどではない。
ゆで卵のような臭いも薬品のような臭いも
露天風呂よりずっと強い。お湯にも力があるような感じだ。

飲泉用のコップ(何故かタイムボカンの柄)があるので飲んでみると、
ゆで卵のような味にプラスして苦みがとても強い。
見た目も舌触りも粉っぽさのまるでない濁り湯だが、
ときどき大きな湯の花が浮かんでいる。こちらの湯の花は
黒と白と黄色とあるというが、黄色いものは見つけられなかった。
黒い湯の花が数は少ないものの色が濃いのでよく目立つ。

先客で来ていた地元の老人が、
「ラジウムが入っている温泉だからここはよく効くよ。
この辺りには沢山温泉があるけど、なんと言っても
ここが一番だと思う」

あまりにも五色の湯が良い湯だったので、
本当は信州高山温泉郷でもう一湯ぐらい入って行くつもりだったが、
とてもとてもはしごなんてする気になれなくなっていた。

そのかわり、入りすぎると湯疲れすると知りつつも
なかなかこの浴室を出る気になれなかった。

何だかもう、すっかり根が生えちゃった。
ここ、いいなぁ。泊まるには高いけど、お湯は最高。
http://goshikinoyu.com/

さて五色温泉を出た後、車で1分のところに松川渓谷温泉はある。
以前「信州高山温泉」と呼ばれていた温泉だったのだが、
現在は経営が変わり「松川渓谷温泉」と、名前も変わっている。

宿泊もできる宿だが、日帰りがメインのようで入口も
別々になっている。日帰り専用の入口を下りていくと
受付と休憩室、食堂がある。

受付の横に源泉井があります。滝の湯は男女別の内湯もあるが、
売りはなんと言っても混浴の大きな露天風呂。
そのためか、浴室内は写真撮影が禁止されている。                  (でも撮影してしまった)

Shibu0907-049.jpg
 
内湯は岩風呂になっており、20人ほどが浸かれる大きなもの。
内湯の扉を開けると露天風呂に行くことができる。

秘湯女子図鑑

温泉紹介デジタルPHOTO・映像コンテンツ「秘湯女子図鑑」 2016年2月より配信中!

コメントを残す