混浴の基礎知識

混浴は伝統として残すべき、 それとも廃れる運命? 

“温泉大国”日本で古来よりの入浴文化である“混浴”ができる温泉施設は僅か500湯強。

それに「快適といえる野湯」を加えても合計で700湯もないものとなっています。 

厚労省ではおおむね10歳以上の男女の混浴はさせないとのお達しを出しているぐらいなので、昔ながらの混浴はますます減って行く運命にあるようです。
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TVで混浴に対する男女世代別アンケートを行っていたことがありましたが、赤の他人の男性と一緒に風呂に入るのは抵抗がある、リラックスできない、盗撮や下着泥棒が心配だなど女性側がイヤがる気持ちはよくわかります。 

あとで、その生態において述べますが、世間には混浴に潜む「ワニ男」というのが存在し、混浴の温泉で女性が入ってくるのを、体を沈めてワニのようにじっと待ち構えているという輩が必ず存在しているのも、混浴文化を廃れさせていく大きな原因でもあります。 

今から20年~30年前までには、今のように混浴温泉を取り上げる雑誌やメディアもなく、またインターネットもまだ普及してなかったので、私なんかはドライブやスキー、山登りに行ったあとは必ずといっていいほど秘湯の混浴露天風呂に浸かりにいったものです。

しかし、この頃はワニといわれる輩は殆ど存在せず、若い女性も大らかに裸で入ってきていたものでした。 

ところが、ここ1415年ほど前からインターネットの普及で「混浴」の文字を見つけると、その好奇心から日帰りで入浴に来るケースが増え、入浴風景をのぞいていくだけの人も多くなってきたのです。
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たまに彼女や、混浴に興味ある女性を混浴露天風呂に連れていくと、必ず数人の男の視線に晒され、または近寄って来られ、あげくは触られたりすることも度々あったため、「これはいかん」という事で、混浴したい時は、極力ワニのいないような秘湯の温泉地や、出来るだけ「貸切り露天風呂」を使用するようになったのです。
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混浴体験してみたいっていう女性たちを、気軽に誘えるサークル。

いわば混浴愛好会「なちゅらる」が出来たのは、ちょうどその頃からです。 

なぜ、ここのサークルだけ若くて可愛い子ばかり来るのか?
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そもそも「なちゅらる」の前身は、今から2526年ほど前に発足した、アウトドアサークルと撮影会サークルが合体して生まれたものであります。

アウトドアサークルの主な活動はキャンプ・バーベキュー・登山・スキー・スノボにカヌー・ラフティング・パラグライダーにダイビング、フィッシングとありとあらゆるアウトドアに特化したイベント系サークルとして、関西だけで6000人の会員数を誇る地域最大級の社会人サークルとして運営活動しておりました。
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また、この頃はキャンプやスキー、山登りやトレッキングの後に、「秘湯の温泉」
行こうって女の子を誘うと、必ず複数の女性がついてきたものです。
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もう一つの写真サークルの方。
こちらは主にモデルさんを呼んでポートレイトや水着の撮影会を行っていたんですが、ポートレイトや水着の撮影会だけだとメンバーも飽きてしまい、そのうちメンバーさん同士で野外撮影ツアー
を行おうってことで、そうなると野外で撮影できる所って、公園や海や山など公共の場ですることは難しい。
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かって有名カメラマンの「篠山紀信」でさえ、代々木公園でヌード撮影して検挙されたほど。

草彅剛も酔って全裸になり公園で騒いでいたのを捕まったのも、皆さんの記憶に新しいかと思います。

「裸だったら何が悪い」→いくら叫んでも公共の場での裸は罪です(^-^; 

よって合法的に裸になれる所は?っていうと、温泉。

それも誰も来ないような秘湯や貸切りの露天風呂で撮っているうちに、必然と混浴ツアーっぽくなってきたのが、今の「なちゅらる」というサークルが出来たきっかけです。 

意外と皆さんは、「20代の若い女性は混浴を嫌がる」かと思うとそうではなく、むしろ4050代、60代の女性の方がイヤだと答えているのは男性の本性を知っているからと、年と共に自らの体型が崩れてしまう方が多く、男性の視線に耐えられないと悟ったからだというのが本当の理由です。 

しかし若い女性ゆえに、仲の良い人(彼氏のことを指します)なら別に裸を見られるにはさほど抵抗はないが、やっぱり知らない男性にジロジロ見られるのには抵抗があるっていうことで一般素人女性の参加は、ほんの僅か一握りになってきたのも事実です。 

自称モデル(本業ではない、ごく普通の学生さんやOLさんですが…)の子たちは、人に見られることや、写真に撮られることに対し、一般の人よりは抵抗感が少なく、また若くてビジュアル的にも高いレベルの子が多いため、常に人に見られるがゆえに体型維持にも気を遣ってるとのこと。(あまり太った人は参加してこない)

今や自称モデルさんは「なちゅらる」の中心的存在と言っても過言ではないのです。
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でも私自身は、今の「なちゅらる」は理想的な「秘湯・混浴愛好会」から、かけ離れていると思っております。

自分自身も人が多いと集中できないっていうタイプであり、温泉も人がいない方がのんびりできるし、映画やビデオも1人で見たい。

旅館の朝食で部屋出しでなく一ヶ所にまとめられて知らない人達と一緒に食べるのも苦手。よって本当は集団での混浴も遠慮したいっていうタイプなんです。

1万人の会員数を維持する混浴愛好会の主催者が何をたわごと言ってるんだ!って文句言われそうなのですが、

だって混浴したい時って女性と11でしたいですし、どこにも「混浴サークル大歓迎!」なんて、お宿はありません。

従来、混浴温泉というものは見ず知らずの男女が水入らずで、自然に気兼ねなく入ることの出来る温泉のことです。

よって「貸切露天風呂」という存在は、本来の「混浴露天風呂」とはかけ離れた存在なのです。

それに、どこの「貸切露天風呂」もサイズが小さく、カップル二人だけが入れるようなスペースの所ばかり。
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逆に広すぎると、密着度がなくなり、カップルには不満が出てしまうのです。
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混浴に入りたいとなれば、やはりカップルや家族なわけで、それならヘタに面倒事の多い混浴よりは、貸し切り風呂にしてしまった方がいい。

もっともです。 

『じゃらん』など集客力のある媒体が大々的にキャンペーンを張り、”貸切露天にすれば客を呼べる”と宿側に使用変更を進め、拍車をかけたんです」とあるライターは語ります。
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ところがブームが2000年くらいにやってきて、一度改修してしまったら混浴に戻せないんですね。

こういう意味合いから申すと、貸切露天風呂を併設している旅館の多くは、もはやラブホテル化とし、一般の団体客よりは、夫婦、カップル、女性だけのグループのためにあるといっても過言ではないのです。
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よって結論から申すと、そんな小さな貸切露天風呂しかない温泉に、20人や30人で入るような、芋の子洗い状態で混浴に入るっていうのは出来れば避けたいのです。これは女性側の意見でも同様のことを言ってます。
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集団がいやなら入らなければいいという意見もあるんですが、サークルで使えそうな大きな混浴露天風呂を備えている温泉は僅かしかなく、結局宿の貸切り露天風呂を使わざるをえないケースが多いため、このように芋の子洗い状態になってしまうのです。(まして貸切り露天風呂ほど覗きの対象になりやすいからと、周りが壁で覆われている所が多く景観が悪い)

あと最大の問題ですがマナーの悪さ。

最も問題視されているのがワニと呼ばれる男性の存在。
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何かというと、混浴に女の人が入ってくるのを見るため、陣取ってジーっと見ている男たちのこと。

「露天の真ん中あたりに女性の出入り口があるんですが、その方向に向かって、15人以上の男性が取り囲むようにして、ほぼ全員の視線はその入口に……。それも真っ昼間です。ワニ動物園って感じでしたよ」

ワニ問題はかなり昔からあったようで、毎回「なちゅらる」でもよく話題に取り上げられます。
 

独断で選んだ「ワニの出没頻度の高い混浴露天風呂」BEST10

10位…新穂高温泉「新穂高の湯」
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9位…北川温泉「黒根岩風呂」
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8
位…尻焼温泉「河原の湯」
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7
位…法師温泉「長寿館」
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6
位…那須温泉「北温泉旅館」
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5
位…塩原温泉「岩の湯」「不動の湯」※不動の湯は6/1より閉鎖
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4
位…乳頭温泉「鶴の湯」
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3
位…湯原温泉「砂湯」
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位…宝川温泉「汪泉閣」
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位…別府温泉「別府保養ランド」
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なぜ、上記の混浴温泉にワニが出没しやすいのか?
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・都市圏から近い

・無料もしくは寸志

・タオル巻きで入ってはならないというルール

・脱衣所が1箇所しかない

・女性客が入っていくのを確認しやすい(四方から丸見え) 

こういった理由で独断と偏見で選びました。

逆に、露出プレイ好きなカップルが頻繁にくることも問題になっているのも語られます。

かって有名な埼玉県にある「百穴温泉」(現在は閉鎖)
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この混浴温泉ではワニがたむろう中、カップル同士がエッチをしてしまう。 

それが暗黙の了解になっている温泉。

さすがにこれはもう混浴とはいえません。 

両方とも極端な例だとは思いますが、さすがにこういう問題があちこちである状態で「法律が悪いんだ」とは言えなくなってしまいます。

混浴でジロジロ見てくる男性に対し、女性の方から「そういうときって、人間として見られてる感じじゃなくて、ただの肉体というか物体として見られている感じがする。すごく虚しいんです」という発言をしているのは、至極もっとも。 

それでも混浴に入りたいと願うのは、老舗の場合混浴や男湯の方が断然いいお風呂だからということで。決して見られたいわけではありません。

 一応、私も男性の立場から感想を書いておきますが、男だからそりゃあ女性の裸は見れるなら、見たいです。 

でも電車の痴漢冤罪みたいな恐怖がものっすごいある。 

ジロジロ見ていると思われたくないから顔を伏せるし、迷惑にならないかなとこそこそしてしまう。

他に入っていたのはおばちゃんでしたが、沈黙があまりにも気まずくて風呂から出ちゃった時もあります。

そういうもんです。 

「ならもう混浴いらねーじゃん!」とも思ってしまうわけですよ。

ここからが本題になるのですが、確かにマナーとか法律とか経営を考えたら、混浴は難点が多いし、減るのもやむなし。
 

ではなぜ昔から混浴があり、今も生きているのか。 

日本人は決して、あけっぴろげに混浴に入っているわけじゃないのです。

海外にはヌーディストビーチや、ヌーディスト村も存在します。
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ドイツのサウナは全て男女がスッポンポンで入ってます。
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でも日本人はそういう開放感を求めているわけではありません。

例えば湯治として人と人が交流し支えあう文化が日本にはあります。
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また恥じらいをお互いが持ちつつ、相手にどう気遣いながら交流するかが混浴にはあります。

 「混浴が日常である東北の年寄りは(中略)、泰然自若おして温泉と一体化している。見るでもなく、見ないでもなく、眼の光を消し、後から入ってくる人との距離感もほどほどによろしい。つまり存在を意識させない絶妙の振舞いを会得していて、女性にも違和感(危機感といってもいい)を持たせることがないのです」(「おばあちゃんの混浴論」として作家の竹村節子さんが申しております)

自分が宿主なら、「混浴を守るとかめんどくさいなあ」って思いそうですが、こういう話を聞くと、日本人の文化を守るのって大事なのかな?と考えてしまいます。 

果たして、混浴文化は守られるべきなのか、それとも淘汰されてしかるべきなのか……。 

実際に老舗旅館の方が、なぜ混浴温泉を守り続けているか、考えさせられる部分はとても多いです。 

ただ、秘湯の温泉写真を撮り続けることがライフワークである私「只野温泉」の主宰するサークルが、若い女性しか参加していないっていうのは、ちょっと気になるところ。

皆さんとしては、裸は見たいよ。見たいけど、混浴問題取り上げておいて、それってありなの?
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混浴でワニになる前に、当オフ会に参加して心を落ち着かせろよ、賢者の気持ちになりましょうってこと。
その実際体験しないとわからない「文化」や「考え方」を、このサークルにおいて体験いや、修行の場として捉えていただきたいのです。 
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ワニの生態に関して(快楽秘湯表編より引用) 

混浴温泉に何時間も浸かって女性を待ち、獲物が来ると群がるその様からワニと呼ばれる人たちがいます。

何が楽しくて人生の貴重な時間を無駄に浪費するのか理解に苦しみますが、混浴に異常な執着を見せる。

こういった人たちは、実際にそこそこの数が生息しているようです。 

こういったワニ系の生態をちょっと観察してみましょう。

待ち伏せタイプ

•前項で例を挙げていますが、入浴しないで女性が来るのをひたすら待ち続けています。
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長湯できない身体の弱い体質なのでしょう。

•女性が来ると慌てて入浴しに来るのがなんとも滑稽です。

待ち伏せ場所は駐車場の車の中、途中にある公園など。

•特徴として、女性が来る度に何度も繰り返し入浴するから、かなり不審度が高いことです。

本人はその不審さに気づいていないのでしょうか? 

真性ワニタイプ

•女性脱衣所の出口真正面を陣取って、ひたすらじっと湯に浸かっています。頑としてベストポジションから動きません。
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•独特のオーラを放っているので、浴室に入った途端にわかります。

•長湯するので水分補給が欠かせず、飲料ペットボトルを持ち込んでいたりします。

•風呂の中でも眼鏡を外しません。(眼鏡をしているからワニってわけではありません。眼鏡をしないと危険なほど視力の悪い人もいます。)

•長時間まばたきしないでいられる特殊能力を持っています。しかしその能力は女性がいる間しか発現しません。

•どれだけ軽蔑の目に晒されようと、女性の裸しか見えてないので全く気づきません。

•同様に、注意されても聞こえていません。

•無言でガン見するだけですから害はありませんが、浴室内が異様な緊張感に包まれます。 

人の良いオッサン風ワニ

•長時間に渡って湯の中で待つところは真性ワニタイプと同じですが、一見したところ普通の温泉好きに見えるところが特徴です。
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•女性が来ると自然を装いながら話しかけます。
近付いてこようとするので、かなりキモイです。

•女性が躊躇してタオル巻きのまま足だけ浸けているような場合には、「こっちの方がぬるいよ」とか「気持ちいいよ~」とか言葉巧みになんとしてもタオルを外させようとします。

•露出カップル狙いでもあり、あわよくば触りたいと考えています。  

普通の話し好きのおっちゃんまで同類に見られてしまうので、かなり迷惑です。
(実際、なちゅらるでも「別府保養ランドの泥湯」で、背中に泥を塗るフリして胸とお尻を触られた被害あり)

急性ワニ

•別にそういう目的で来たわけではないものの、たまたま女性と遭遇してしまったことにより舞い上がって紳士的な態度ができなくなる病気です。
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•若い男性に多く発症します。

•遠慮がちではありますが女性から目を放せないという症状が出ます。

•まだ羞恥心は残っているので視線を外さなきゃと思う意思に対し、身体が言うことを聞きません。

•若いので下が元気になってしまい湯から出られず、湯あたりを併発する場合もあります。

•思春期になってから始めて混浴を経験したりすると100%に近い確率で起きますが、通常はすぐに恋愛経験をするので自然に治癒します。

•しかし麻薬に近い常習性もあるため、一部の者は早めに治療しないと真性ワニに症状が進行する恐れがあります。

 ワニ仲間
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•ワニはそれぞれホームグラウンドを持つので、当然のように同じメンツと良く顔を合わせます。

一般から見れば彼らは同類に見えますが、彼ら同士はライバル関係にあります。

•長時間同じ湯船にいながら、しかも見知った顔であるにもかかわらずワニ仲間同士で会話する事は決してありません。

•ベストポジションに固まる事はなく、一定の間隔を空けてお互い近付こうとしません。

•そもそもコミュニケーション下手なので、仲間意識は全くありません。

•露出女性を女神と崇め讃えているので、女神様が登場した時だけは信仰心からか仲間意識が芽生え、

密集しても平気になるようです。

☆☆・♪。・★・。☆♪。・。・★。・☆☆

混浴だった江戸の湯屋で「間違い」は起こらなかった?

江戸時代には、庶民の暮らした貧乏長屋はもちろん、かなりのお屋敷に住む町民や下級武士の家にも、たいてい内風呂はなかったといいます。自宅に風呂場をつくろうとすれば、専用の湯殿と井戸が必要だったが、江戸の町はもともと井戸水の出が悪かった。そのため、京や大坂に比べて江戸には湯屋が多く、江戸時代末期になると町内に一軒はあり、なかなか繁盛していた。
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当時の湯屋は混浴で、町人や下級武士の娘も、職人たちと一緒の風呂に入っていた。混浴というと今では驚きだが、やはり江戸時代にも風紀上問題があるとして、寛政3年(1791年)には、いったん男女の浴場が分けられる。しかしその後は、混浴に戻っては再び禁止令が出される、のくり返しだった。

当時の湯屋の間取りは、今の銭湯とほとんど変らない。番台で料金を払ってなかへ入ると、脱衣場がある。そこで、鍵付きの衣棚に衣服を入れ、男女とも、鍵を頭の髪にさして洗い場に入る。当時、板で囲まれた浴槽は、灯油皿に火が一つ灯っているだけで薄暗く、チカンが出るのも、もっぱらこの浴槽のなかだった。わざわざ手足を伸ばし、女性の肌に触れようとする男もいれば、威勢のいいおかみさんのアソコに手を伸ばして怒鳴り返される男もいたという。

そんな物騒な浴槽に、町屋の娘さんも入ったのだが、娘さんもそれは承知のことだったとか。「物騒と知って合点の入込み湯」という川柳も残っている。もっとも、貞淑な下級武士の娘には、スケベな男たちから身を挺して守ろうとするおばさんたちが付いていたという。

ちなみに、江戸ではじめての銭湯は、徳川家康が江戸に入った翌年の天正19年(1591年)、伊勢国出身の与一という男が、銭瓶橋(ぜにかめばし・現在の丸の内)に開業したとされている。ただこの湯屋は、ただの銭湯ではなく、“垢すり女”と呼ばれる女性がいて、お客の下半身の世話もする新手の風俗店だった。

ちなみに、映画「忠臣蔵外伝・四谷怪談」でも、高岡早紀が全裸の体当たり演技で、この“垢すり女”を演じております。

幕末以降に日本に来た外国人は、これらの習慣に心底たまげたようです。
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たとえば黒船とともに横浜近辺の下田に来港したことで有名な、アメリカのペリー総督。彼は下田の銭湯が男女混浴であり、
なおかつ若い女性も平気で裸になることを知って驚愕しています。『ペリー総督日本遠征記』に掲載された、男女が混浴しているさし絵は「日本人はいやらしい!」との誤解を、当時の欧米人に植えつけてしまったそうです(苦笑)。

それも裸や裸の見せ方に対するマナーの違いに過ぎなかったのですが。

☆☆・♪。・★・。☆♪。・。・★。・☆☆ 

映画 『テルマエ・ロマエII』に見る、日本の混浴文化論
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温泉を風刺し大ヒットした映画「テルマエ・ロマエⅡ」でも日本の混浴文化を描いてます。 

外国人が日本の温泉場を訪れるようになれば、やがて混浴に行き当たるに違いありません。

裸の男女が屋外で一緒にいる光景は、彼らの目にどのように映るのでしょうか?

たかが1本の映画がそこまで考える必要はないのかもしれないのですが、日本をコンテンツとして世界市場を目指す本作の作り手は、それをちゃんと考慮しています。

そこまでの責任を考えるほど、本作の影響が大きいと踏んでいるのです。

だから本作では、混浴の存在に下記のような理論的な説明を付けているのです。

かつて日本では混浴は珍しくなかった。

男女の風呂が別々になったのは、「文明開化」を推進する明治政府が、西洋人の目を気にして混浴を禁止したからだという。

それでも長らく混浴の習慣は残った。時代とともに数は減ったが、今でも混浴を続けている温泉場は少なくない。 

風呂をテーマにした映画が当たって、世界の目が日本の温泉に向いたとき、日本文化を知らない外国人は混浴を「ふしだら」と思うかもしれない。

そういう風評被害を防ぐ上で本作が優れているのは、古き良き伝統を強調するような情感に訴える方法ではなく、混浴の良さを説明する理屈を立てて、先手を打って作品の中に織り込んだ点だ。

往々にして日本映画は情感ばかりを重視しがちだが、外国の人は必ずしも情感だけでは納得しない。 

本作では、混浴を「人間に区別なく、誰もが平和を享受する行為」と位置付けた。

湯船に浸かり、リラックスしたときほど、人が無防備な状態はない。その時間、空間を、性別すら問わずに共有するのは、究極の平和である。本作の主人公ルシウスは、誰もが一緒に入浴できる世界こそユートピアだと考えた。

おのずと本作は、平和を訴求する映画になる。

ローマ帝国の戦争や剣闘士の殺し合いの対極に日本の温泉や相撲を置き、「平和」という人類普遍のテーマを掲げることで、本作は世界中の誰もが共感できる映画になった。この映画を観れば、日本がいかに平和な国か、日本人がいかに平和を愛しているか、混浴を含めた入浴文化がいかに崇高なものかが、理解されるだろう。 

本作はとても重層的な構造です。

笑い、恋愛、感動といった感情に響く要素を充実させつつ、平和を訴えることで理性にも働きかけています。

しかも、平和を祈るといった抽象的なことではなく、入浴文化の実践による平和な時間・空間の共有という現実的手段を提示しているのです。

このように重層的な作りにすることで、どんな趣味趣向の人でも、

どこの国の人でも、本作のどこかに共感できる仕組みになっている。

実に考え抜かれた映画なのです。 

「混浴温泉に行きませんか?」と、外国の人に日本と日本人を理解してもらうなら、また彼女や知り合いの女性に混浴の話をする時は『テルマエ・ロマエII』を見せるのが一番です。

映画に大笑いし、平和について考え、ルシウスとヒロインの恋に涙するうちに、是非とも日本に行ってみたくなるだろう。温泉に入りたくなるでしょう。

俳優の阿部寛も全裸で体当たりしているし、上戸彩もルシアス演じる阿部寛に「混浴しましょうよ♪」と誘っている(実際ロケは、宝川温泉「汪泉閣」が舞台に行われている)
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日本はこんなに楽しくて面白いところなのです。

『テルマエ・ロマエII』を世界に広めましょう!

 ☆☆・♪。・★・。☆♪。・。・★。・☆☆ 

温泉の安全で賢い入浴方法 

1.入浴前は簡単な休息と水分補給を。(酒を飲んだ後、すぐには入らない)

2.服を脱いでから入浴までの急激な温度変化に注意して、お湯に入る前には必ずかけ湯をする。
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3.半身浴から全身浴へとゆっくり入る。

4.一気に肩まで湯に浸かってはいけない。体への負担が重過ぎる。
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5.心臓から上の部分を湯の上に出した状態で、周りの人と歓談する。
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4.無理して長く入らない。混雑時には周りに気配りも忘れずに。
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5.雪や雨の降っている時は頭を濡らさないようタオルで保護する。
(頭を冷やすと風邪を引きます)
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6.しばらくすると、額に汗が出てくる。この時、初めて、肩までどっぷりと浸かり、湯から出る。

7.あがる時はゆっくりと。湯冷めしないようにしっかり体を拭く。
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8.入浴後は十分な水分補給と休息を。塩分も取った方が良い。
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これですと、長時間温泉を楽しめます。

次に女性の正しい混浴入浴方法とは、 

フェイスタオルやバスタオルで、前を隠しながら入る人が見受けられますが、しかし、温泉によっては、タオルを湯の中にいれては、いけないということになっている所もあります。
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よく湯に入った部分のタオルをまくりながら、慎重にお湯の中に入る方もおりますが、この努力はあまり意味がありません。

というのも、温泉のお湯は濁っていない所も多いからです。 

「正しい温泉の入り方」を実践するためには、胸は湯の上に出しておかねばなりません。
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ここだけをタオルで隠すというのも、何か不自然です。 

ということで、当サークルで混浴入浴する際は、下手にタオルで体を隠さず、スッポンポンの生まれたままの姿で入ることが正しいと思います。

ルールとマナーをわきまえた良識ある男性は、そんなにジロジロ見ないものです。 

どうしても人前で、裸体をさらすことに抵抗のある女性は、女性専用の露天風呂の使用をお勧めします。 

☆☆・♪。・★・。☆♪。・。・★。・☆☆ 

「混浴温泉巡り、お役立ちアイテム」 

●男女編 

・着替えやすい服装で

混浴温泉の脱衣所もいろいろあります。

綺麗に整備された脱衣所から男女一緒で簡素な棚だけだったり、

中には脱衣所などなく、付近の岩や木の陰で脱衣しなければならない野湯の秘湯まであるので、脱ぎ着がスムーズに出来て、入浴後の火照った体でも、すんなりと着れるゆったりめの服装がおススメです。

女性ならリラックス系のワンピースや、Tシャツ×ゆったりスカートが良いかもです。 
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・スニーカーや、ビーチサンダル。かかとのベルト付きサンダル

楽チンで濡れたり、汚れても大丈夫というのが最大のポイント。

特に宿から離れた場所にある露天風呂や野湯では大活躍。

足場の悪い川や滝、海にある野湯に行く時には、脱げたり流されたりしないベルト付きのサンダルがいいでしょう。

汚れる前提なので、温泉の他に観光地へも立ち寄る予定ならば、荷物になりますが、2足目として持っていくことも。 

・虫よけスプレー・虫刺されの薬

温泉は豊かな自然環境にある所が多いため、虫もたくさん出ます。特にアブと蚊対策は必要。 

・ナイロンの袋・ビニール風呂敷。

タオルやバスタオル、濡れたものを入れるために重宝です。

あと岩場や草むらで着替えた時に、衣服を保管する所も必要です。

雨が途中で降ってきた時の為にも、小さめのビニール風呂敷が2枚あれば重宝です。 

●女性編 

・ラップタオル

子供の頃にプールで使ったバスタオルです。
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意外と脱いだりする時に見られる女性は多いです。

着替えの難しい所での着替えに重宝します。

もちろんバスタオルとしても使えるので便利です。 

・日焼け対策

露天風呂に浸かっていない所が特に焼けやすいので、顔にはしっかりと日焼け止めを塗り、首や肩には手ぬぐいをかけるなど、日中の工夫が大切です。

つばの大きな帽子をかぶって露天風呂でゆっくり浸かるのも日よけ対策に抜群です。
ただ裸に帽子はなんだか不思議な格好ですが…。
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